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今回で三回目の審議になりました。南城市議会は、第三者委員会でセクハラ行為が認定された古謝景春市長に対する不信任決議案を審議し、可決に必要な出席議員の「4分の3」の賛成が得られず否決されました。

南城市議会は7月14日午前、第三者委員会がセクハラ行為を認定し辞職の提言をされた古謝景春市長について、議員7人から提出された不信任決議案を審議しました。

提出理由について知念俊也議員は、第三者委員会の辞職提言を無視し、6月4日、議長が市の職員から直接、市長によるセクハラの被害申告を受けたことなどを挙げ、市政の信頼を傷つける重大な問題だと説明しました。

その後の審議で、決議案に賛成・反対の意見が出されました。不信任決議に賛成・宮城尚子議員は「(特別委員会のアンケートや第三者委員会の報告にも)複数の性被害を訴える人がいる、これ以上の重たい事実を目の前にして目をつむり続ける理由がどこにあるのか全く不可解です」と述べました。

不信任決議に反対・西銘幸太議員は「(これまでの不信任決議案や辞職勧告案は)そのすべての発議が賛成少数で否決されております。各議員の賢明なる判断をお願いしたいと思います」と述べました。

採決は、賛成10票・反対9票で「賛成」が出席議員の「4分の3」を得られず不信任決議案は否決されました。採決の終了後、古謝市長は、報道陣からの質問に対し何も答えず、また、市も市長の受け止めなどのコメントを出す予定はないと回答しています。