一方、新型コロナが沖縄の観光業を直撃する中きょう沖縄の玄関口、那覇空港の第2滑走路が運用開始となりました。

きょうついに運用が始まった那覇空港の第2滑走路。午前8時すぎに第1便となる飛行機が到着し放水のアーチで歓迎されました。

空港にはカメラを構えた人たち。10代男性「供用開始の着陸の瞬間を撮りに来ました」30代男性「これからいろんな絵が撮れると思うんですよね、夕日をバックに撮れたりとか、カメラマンからはいい滑走路になると思う」

2014年1月に工事が始まり5年10カ月かけて完成した待望の第2滑走路。

仲宗根啓介記者「工事の着工開始から5年10カ月。幅60メートル、長さ2700メートルの滑走路がついに完成しました」

那覇空港 第2滑走路運用開始 観光振興に期待も

既存の第1滑走路は離陸専用、新しい第2滑走路は着陸専用となります。また新たに管制塔も建設され高さはこれまでのものの2倍以上の88メートル、羽田空港に次ぐ、全国2番目の高さです。滑走路が2本に増えることで年間の発着可能回数がこれまでよりおよそ10万回増え、24万回の発着が可能になります。

日本トランスオーシャン航空は第2滑走路の運用開始を記念し関係者を対象とした視察飛行を行いました。上空から第2滑走路が見渡せるルートを1時間ほど飛行し飛行機は真新しい滑走路へと着陸しました。

日本トランスオーシャン航空・青木紀将社長「空港の容量が増えるということと滑走路の運用が柔軟になるという2つの利点があると思います」

那覇空港 第2滑走路運用開始 観光振興に期待も

新たな滑走路のに県も大きな期待を寄せています。

富川副知事「空港の滑走路2本というのは、今後沖縄が発展する時の最も重要な礎になると思います」「滑走路2本の意義というのは、沖縄の経済はアジアのダイナミズム(活力)を取り込んで発展しているのが実態ですので、その取り組み口であるところで2本というのは非常に意味が大きいと思います」

第2滑走路の運用開始で沖縄経済を支える観光業のさらなる発展に期待が高まっていますがそこにも今、新型コロナウイルスの影が… 県がきのう発表した先月の入域観光客数は、59万900人で、前の年に比べて18万1300人、23.5%減少していたのです。中でも外国人観光客は去年の同じ月の24万人から6万1000人と、74.6%も減少。晴れの日になるはずのきょうも那覇空港国際線の出発ロビーに利用する人の姿はほとんどありませんでした。

那覇空港 第2滑走路運用開始 観光振興に期待も

これに対し県は。

富川副知事「沖縄の復帰後の観光の動向を見たときに50年近くの数字でずっと伸びている。一時的にSARSとかリーマンショックとか、少し下降したりしますけど、長いトレンドで非常に上がっている。これは沖縄の持つ経済の実力といいますか、観光力を持っていますので、新型コロナウイルスが来たとしても必ずいつか戻って回復していくと信じている」

いつまで続くのか先行きが見えない中で迎えた門出の日。南の玄関口に世界中から多くの人が集う日が戻ってくることを願います。