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おとといから今年も始まりましたプロ野球沖縄キャンプ!今年は沖縄では1日から1軍が7球団、今月中旬に2球団がやってきて9球団がキャンプをはります。県勢選手のスタートや各キャンプ地の盛り上がり、見どころなどをまとめました!まずはセ・リーグからです!

【中日ドラゴンズ】

25年目の北谷キャンプがスタートした中日ドラゴンズ。7年連続でセ・リーグ4位以下のBクラス。巻き返しを図るチームの中で、プロ7年目の県勢又吉克樹投手も気合十分。去年は26試合の登板にとどまり、中継ぎの柱としては2年連続で悔しい成績に終わっています。今年はキャンプ初日からブルペンでストレートを中心に57球。手応えあるスタートを切っています。

中日又吉克樹投手「沖縄の選手がどんどんタイトルを取っている中で、自分は優勝からも離れているので、ドラゴンズが優勝して帰ってこられるようにこの1カ月しっかり練習して頑張りたいので、ぜひ球場に来て欲しい。」

オープンから1時間半ほどが経過したドラゴンズのグッズ売り場。ファンの列は途切れることはありません。初日が命ということです。お目当ては沖縄キャンプ限定のトロピカルなデザインのグッズです。

ファンの夫婦は「初日に買わないと無くなりそうなので」「目立つ!これを着て応援に行く!」と話していました。

【横浜DeNAベイスターズ】

アトムホームスタジアム宜野湾では横浜DeNAベイスターズの1軍がキャンプイン。県勢は2人の選手が参加しています。プロ3年目の神里和樹選手は去年、1番バッターとして活躍し注目されています。

神里和樹選手「暖かいのでいっぱい練習もできると思うので、しっかり(体を)動かして試合でも沖縄のファンの皆さんに良い姿を見せられたらと思う。」

神里選手への注目の高さはこんなところでも。宜野湾では初登場のUFOキャッチャー。キャラクター化されている11人の人気選手の中に入っています。県勢もう1人、7年目のキャッチャー嶺井博希選手も元気な姿を見せています

嶺井博希選手「毎年沖縄で迎えられる喜びがあるし、沖縄の人たちに少しでも見てもらって、元気づけられたらと思う。」

【阪神タイガース】

矢野体制2年目を迎えた阪神は宜野座で始動!地元の子どもたちに熱血指導です。

地元の子ども「緊張している時や大事な場面で良い結果を出すにはどうしたらいいですか?」

阪神タイガース大山悠輔選手「とにかく自分を信じて打席に入ることだと思います。とにかくたくさん練習して下さい。」

今年は「日本一になるためのキャンプ」を目指す阪神。子どもたちに熱い視線を送るのは藤浪晋太郎。昨シーズン未勝利からの復活を誓います!

大阪からのファン「ワクワクしている外国人がたくさん入ってきてくれている」

大阪からのファン「4番は大山選手にやってほしい。その前後とかを外国人選手に。せっかく来てもらったので打ってほしい。」

注目は新加入した外国人選手たち!ファンの期待を一身に背負い、35年ぶりの日本一を目指します。

【東京ヤクルトスワローズ】

浦添でキャンプをはるのは、去年リーグ最下位に沈み、挽回を期す東京ヤクルト。日本一へ、神様へのお願いも必要か!?ということで設置されているのは神社。堂々と鎮座するのは黄金に輝くヤクルトのイメージキャラクター「つば九郎」。

神様!今年こそ日本一を!よろしくお願いします!

【北海道日本ハムファイターズ】

次はパ・リーグ。5年ぶりに日ハムが帰ってきて、名護が盛り上がっています!

球春到来、プロ野球沖縄キャンプ名護には5年ぶりに1日から日本ハムがやってくるとあって、会場には多くのファンが駆け付けています。

新球場が完成した名護で、5年ぶりに1日からキャンプインした北海道日本ハムファイターズ。県勢ではうるま市出身のプロ5年目・上原健太がプロ入り後初めて地元・沖縄からスタートを切りました。

このオフには体重を6キロ増やすなど、肉体改造に取り組み、一回り大きくなった体で飛躍を誓います。

上原健太選手「開幕からしっかり自分のパフォーマンスを出せるように。毎年ちょっと(活躍が)遅いので(笑)」

また、球場には名護に5年ぶりに帰ってきた選手たちの姿を見ようと、早朝から多くの人が。

浦添から来たファン「ずっと待ち望んでいたので。」

出店の店員さん「(Q:名護にお店を出すのは何年ぶりですか?)5年ぶりです。(売れ行きはどうですか?)とってもいいです。大繁盛です。」

活気が戻ってきた名護球場。しかし盛り上がっているのは、昼の球場周りだけではありません。名護市の繁華街にある店「ヴィーナス」。店の中には壁いっぱいに日ハムの選手の写真やポスター、グッズが飾られています。

この店に1日からファンが集まるのも実に5年ぶり。オーナーで協力会の応援団長などを務める宮城リーミさんは、日ハムは「元気の源」だと言います。

宮城リーミさん「(5年間は)寂しかったですよ。ぽっかり穴が開いたような。いつ名護に活気が戻るんだみたいな、元気の源がないよ~みたいな。あの賑わった雰囲気がやっとやってまいりました!という気分で気分は上々です。」

熱い1カ月となりそうな名護市!声高らかに日本一宣言です!

【千葉ロッテマリーンズ】

続いては離島勢。最速163キロの大物ルーキー・佐々木朗希に多くのファンが熱い視線を送る、千葉ロッテマリーンズの石垣島キャンプ。

県勢では背番号「126」。去年1月に肘の手術を受け、育成枠での契約となった大嶺祐太が、再び支配下を目指し始動。また、去年現役を引退し、1軍コーチとして新たなスタートを切った伊志嶺翔大の指導者としての手腕にも注目です。

【東北楽天ゴールデンイーグルス】

三木肇新監督のもと、新らな体制でスタートを切った東北楽天ゴールデンイーグルス。抑えから先発に転向する松井裕樹、20勝を宣言した則本昂大(たかひろ)ら投手陣が初日から勢力的に汗を流していました。ここ久米島から2013年以来となる日本一を目指します。

2月中旬には巨人・広島の1軍も沖縄にやってきて、ことしも9球団が集うプロ野球沖縄キャンプ。ファンにとってたまらない1カ月となりそうです。