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中国武漢市を中心に感染が広がる新型コロナウイルスによる肺炎。県内では中国客の旅行のキャンセルが出るなど影響が出ていて、1月28日に観光関係団体を集めた緊急会議が開かれました。

中国本土での新型肺炎の患者数はこれまでに4500人を越え、死者も106人にのぼっています。

感染拡大に伴い、県内の観光にも影響が出ていて、沖縄観光コンベンションビューローによりますと、28日までに中国からのキャンセルはクルーズ船関連で4件、約1万2000人。団体旅行客で58件、約1630人となっていますが、現段階ではすべての旅行会社からは情報収集ができておらず、今後、増える可能性があるということです。

また、参加した観光業者からは「従業員のマスクの着用についてホテルごとにばらつきがあり統一した見解がほしい」「収束が見えない中、中国以外の海外マーケットの開拓が必要」などの声が上がりました。

沖縄コンベンションビューロー・下地芳郎会長「今回の件で極力影響が出ないようにするために(国内・他の海外からの)誘客の強化、受け入れの強化をしっかりしていくことで、観光立県沖縄としての存在価値をさらに高めていきたいと思っています」

会議ではその他、県内で感染者を出さないための水際対策の徹底や迅速な情報共有について確認し合っていました。

新型コロナウイルスへの対応で緊急会議