高校野球秋季県大会決勝戦は、「最後まで何が起こるかわからない」。そんな野球の醍醐味が表れた試合となりました!

2年ぶりの秋優勝を狙う沖縄尚学か。選手12人で初優勝を目指す八重山農林か。秋の頂点をかけた「決勝」は、劇的な展開に。

試合は、準決勝で15安打の猛攻を見せた沖尚打線が力を発揮します。この日も8回までに15安打。7-2と5点をリードします。

一方、美里工業や普天間、他の農林高校などの友情応援を背に戦う八重山農林。9回、ランナーを2塁に置くもすでに2アウト。しかしここから驚異の粘りを見せます。

4番・砂川将吾のタイムリーで1点を返すとさらに5番・6番とつなぎ満塁のチャンス。打席には上田忠幸(ウエタ・タダユキ)。

八重山農林・上田忠幸選手「自分が打席に入る前に球場から応援や拍手をしてくれて、これいけるかなと思いました。」

2点差に詰め寄るタイムリー。ここまで選手12人で快進撃を見せ、最後まで諦めない八重農ナインの姿に球場全体の雰囲気が変わり始めます。続く8番・東盛世空(トキア)。

万事休すと思われた当たりもファウルに。東盛はフォアボールを選び、再び満塁に。打席には9番・宮良太海(タイカイ)。球場全体を味方につけた八重山農林が、土壇場9回に5点差を追いつき、試合は延長戦へ。

一方、ミスから流れを失った沖縄尚学。ランナーを2塁に置き、キャプテン・與谷友希。

沖縄尚学・與谷友希主将「9回に追いつかれて相手の流れになってしまって、そこで自分が何としてでも決めてやろうという思いで、バッターボックスに入りました。」

最後は意地のサヨナラタイムリー。沖縄尚学が2年ぶりの優勝を果たしました。

沖縄尚学・與谷友希主将「守備を100%でやっていかないと、九州では勝ち上がることが出来ないと思うので、守備を鍛えて攻撃につなげていけるようにやっていきます。」

八重山農林・大浜圭人主将「沖尚とこういう素晴らしい試合ができて誇りに思いますし、九州大会では自信を持って頑張って目の前の一戦一戦、壁を倒していって甲子園を決めたいと思います。」

優勝を果たしながらも、課題を見つけた沖縄尚学と、準優勝で手ごたえを得た八重山農林は、来年春のセンバツを目指し、九州大会に出場します。