ここからは特集です。きょうは「寄付」についてスポットを当てます。
はじめに、街の人に「どのような場面で寄付することを考えますか?」と質問してみました。
街録女性「(寄付したことがあるのは)能登や首里城の分かな」「困っている人にいけばいいと思います」
街録男性「小学生では赤い羽根募金だったり、普段はコンビニとかでものを買った時に、余ったお釣りを募金したりとか」「募金の箱には海外のところにする募金というのは書いてあるんですけど、具体的にはよくわからないという感じです」
被災後の復興支援や歳末助けあいなど、多くの人の「寄付」によって支援する場面は、ニュースの中でもお伝えしていると思います。そのなかで、今月27日と28日に開催されるPGM × ACCORDIA(ピー・ジー・エム×アコーディア)チャリティーゴルフは、大会の収益の一部を県や自治体に寄付しています。
今回は、この寄付金がどのように使われているか取材しました。
2023年から恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄で開催されている「PGM × ACCORDIA(ピー・ジー・エム×アコーディア)チャリティーゴルフ」
ツアーで活躍する男女トッププロが毎年集い、大会を盛り上げます。この大会では、収益の一部が寄付金として県や地元・恩納村などに贈っています。では、実際に寄付金を受け取った団体がどのような形で活かしているのか見ていきます。
県担当者「(寄付を使って)企業のみなさまからいただいた食料品の米であったり、レトルト食品などをいただいて配らせていただいております」
県では、進学サポート事業や食料支援などを行っている子どもの貧困対策事業「沖縄こどもの未来県民会議」に活用しています。
そのうちの一つが「ランチサポート」企業や団体などから譲り受けた食品を県内各地の「子どもの居場所」や「子ども食堂」などに週に3回ほど届けていて、おととしだけで255回、実施されました。
那覇市にあるこどもの居場所スマイルこの施設は月に2回ほど、こども食堂を開いて食事の提供したり、週に4回程度、子どもたちに食べ物やお菓子などを届けています。
運営する熊本憲正(くまもと・のりまさ)さん、子どもたちに何かあった時に頼ることのできる「地域のおじさん」になりたいと、ひとりひとりとコミュニケーションを取りながら食料品を渡していると話します。ランチサポートの支援が大きな支えになっています。
こどもの居場所スマイル 熊本憲正さん「はじめは(子ども食堂や配食を)自分たちのお金でやっていたんですけど、それでは続かないから、そういったことをやっていただいて、めちゃくちゃ助かってます。なんならランチサポートさんが月・水・金と(食の支援を)されなかったら、こういったことで子どもたちに行きわたることはなかったんじゃないかと思うくらい助かっています」
ただ、こうした支援事業の経費は、県の予算と寄付をあわせて賄われています。県では安定的に運営していくためにも寄付の協力を呼びかけています。
県の担当者「寄付がもう少し増えれば対象を拡大とか、そういったことも検討できるので、寄付が増えると対象の幅も広がるのでとても助かると考えております」
もう一つの寄付金の贈呈先、恩納村では、地元の若者の未来を支える事業に活用されています。村では、高校生と大学生に向けて給付型と貸与型の奨学金事業を実施していて、事業費の3割ほどが寄付で賄われています。
恩納村担当者「大変助かりましたと、おかげで進学することができましたという、大変うれしいお声をいただいたこともあります。そのなかで感謝ということで多額の寄付をいただくこともあります、大変ありがたいことだと思っています」
2025年度は、のべ42人が支援を受けましたが、近年の物価高など事業が始まったころと社会の状況が大きく変化していて、村では、より奨学生に寄り添う形の支援をしていきたいと話します。
恩納村担当者「(奨学金の)返済が厳しい方々も中にはおられます、担当課としましては定住年数に応じて貸与額が免除される条件付き奨学金の貸与や、給付金額の増額なども今後検討が必要だろうなと考えています」
寄付によって支えられている子どもたちへの支援の輪。県などが掲げる誰ひとり取り残さない社会の実現のために、多くの人の善意が役立てられています。
さて、QABでは今月28日、この大会「PGM × ACCORDIA(ピー・ジー・エム×アコーディア)チャリティーゴルフ」の模様を生中継します、午後1時半から放送です。男女のトップツアー選手同士でペアとなりプレーをする大会です。是非、ご覧ください。ここまで、特集でした。
