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沖縄のアメリカ軍基地の成り立ちについて、県内外の高校生がフィールドワークや議論を通して学ぶ取り組みが10月2日に宜野湾市などで行われました。
この取り組みは戦後にアメリカ軍基地が沖縄に集中した歴史的経緯や現状を知ってもらおうと県が企画したものです。
今回は、県内から糸満高校の生徒、県外からは新潟県の敬和学園高校の生徒、あわせて20人ほどが参加しました。
糸満高校の生徒は「新聞を見ても毎日のように小さいけれど米軍の誰々がどこどこで(事件事故を)起こしたと毎日のように流れるけれど。本土では流れないというのを考えると、情報量が違う」と伝えました。
敬和学園の生徒は「本当に違う、だから受け止め方も本当に違う。普段から感じている人と、急に聞く人では感じ方が違うなと」と話しました。
高校生らは那覇軍港周辺や、浦添市西海岸の移設先などを見学したあと、宜野湾市内の会場で学んだことについて意見を出し合い発表していました。
敬和学園の生徒は「(那覇軍港は)米軍が使っていることで戦闘車両などある。(新潟の)港とは全然違う。沖縄に基地が7割(集中)負担が大きいと感じた」と話しました。
糸満高校の生徒は「現場に来ないとわからないと一番最初に思った。那覇軍港は通ることはあってもちょっと横から眺めるくらい。話を聞いて実はこうだったと知ることができたのが大きい」と話しました。
この取り組みは今後、県内各高校で行うほか、シンポジウムの開催などにもつなげていく予定だということです。