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さて突然の閉園を発表し、問題となった浦添市の美咲保育園。きのう閉園から一転、今年度末までは、運営を継続することを発表しました。しかし、保護者には新たな課題も生まれています。

松本市長「(園は)7月末に閉園予定だったということは撤回したい」「来年3月までしっかりと運営していきますとしている」

7月末に閉園予定だったということは撤回したい

浦添市の認可外保育園、美咲保育園が経営難などを理由に今月末で急きょ閉園するとしていた問題。きのう、市と園は園の存続を求めていた保護者有志の会からの嘆願書に回答し、少なくとも今年度末まで園の運営を継続すると発表しました。

銘苅理事「美咲保育園がどれだけ愛されていたのかということを市と園、双方とともに再確認し認可化に向け動き出すことでき感謝しております。」「子どもたちのために頑張ってまいりますので皆さまのご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。」

園は資産の売却や役員報酬のカット、保育料の値上げや寄付を募るなどして財源を確保し、今年度末までは経営のめどがついたと説明。また浦添市は、来年度以降の認可化に向けて指導・助言を行い園との共通認識を図って再発防止に努めることなどを確認しました。集まった保護者は、閉園から一転、継続との回答には安堵しましたが…

来年度以降の認可化に向けて指導・助言を

保護者質問「具体的にどのような形で存続していこうと考えているのか」

銘苅副理事「(継続の)決断をするのに身を切る覚悟で、最後の砦と思っていた資産を売却してそれを今年度の園運営に充てていくと思っている。」

保護者質問「寄付がなくても最低限3月末まではやっていただけるのか。」「また今回のようなことが起きるのではないかという不安があると、存続とは言われても残りますとも言いにくいところがある。」

銘苅副理事「寄付ありきや寄付金頼みではございませんけれども、ほんの少しでもつなげていけることができれば。」

具体的な経営改善策や、来年度以降の運営には不安を残すかたちに。更に、けさになって保育料の値上げ幅が明らかにされたのです。

保護者「ちょっと、約1万円の保育料値上げは家計的には厳しいけどしょうがないかなと思います。」

これはきょう、美咲保育園が保護者に配布したアンケート。8月から保育料には消費税を上乗せし、さらに給食費やカリキュラム費などの新たな項目が増えていて   総額およそ1万円を上乗せするといった内容です。さらに、弁当を持参する日も増えるなど保護者の負担は大きくなります。

保護者「予想よりはちょっと大きかったかも。1万円あがっても、子供が安心して通える保育園に通わせたいので、背に腹は代えられないのでしょうがない。そこまで保育園側が負担していたのでこれを保護者の方でという話だったので。」

そもそも、園の長年の赤字経営や、園側と市側の「認可化」をめぐる認識の食い違いがきっかけとなった今回の問題。今、保育園を利用する保護者があおりを受ける形で暫定的に存続は決定しましたが、園は来年度の運営については、9月末ごろに知らせるとしていて、保護者の困惑はおさまっていません。

閉園の決定を受け、すでに94人中24人が他の園への入所が決まっていたが、今後美咲保育園に継続して通うか決めてもらう。市としては財政支援はしない方針。10月からの保育料無償化で、世帯によっては実質負担が下がる場合もあるが、対象とならない世帯もある。