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空軍オスプレイ 嘉手納基地に初飛来

外来機の飛来で騒音が激化している嘉手納基地ですが、6月4日午後には、横田基地を飛び立ったCV22オスプレイ3機が初めて嘉手納基地にやってきました。

午後2時40分ごろ、嘉手納基地にオスプレイ1機が姿をあらわすとその後2機が相次いで飛来しました。このオスプレイは2018年、夏の正式配備に向け4月に横田基地に派遣された空軍所属のCV22オスプレイ5機のうち3機と見られています。

沖縄防衛局は、「他の地域に向かう途中のCV22オスプレイが嘉手納基地に飛来した。今回の飛来は、経由のみを目的としたものであり、嘉手納基地を起点として訓練を行うことはない」とするアメリカ軍の説明を県などに連絡しました。

一方、CV22オスプレイが嘉手納基地に着陸したのと同じころの午後3時前、奄美空港にもCV22オスプレイが2機相次いで着陸しました。2機のうち、1機にトラブルがあったということです。

このオスプレイ2機は普天間基地に配備されているものではないということですが防衛省は所属を含めトラブルの内容や嘉手納基地に飛来した3機との関係などについても明らかにしていません。

嘉手納基地では5月末、F22戦闘機も暫定配備されていて、6月4日は嘉手納爆音訴訟の原告らがこれに抗議する集会を開きました。

しかし集会の前にCV22オスプレイ飛来の情報が入ったほか、代替施設に機能を移転したはずの旧駐機場の使用が確認されるなど、負担軽減と逆行する基地機能の強化が見られています。

ところで奄美空港に緊急着陸したCV22オスプレイですが、午後5時42分頃に飛び立ちました。その後、嘉手納基地に飛来するオスプレイが確認されていて奄美を飛び立った機体と見られています。