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米軍ヘリ?落下物事故から一夜明けて

事故から一夜明けましたが、事故の詳細はまだ明らかになっていません。一歩間違えれば大惨事になりかねない事故に不満・怒りの声があがっています。部品は宜野湾市野嵩にある保育園に落ちました。

午前10時すぎのことで、子どもたちが遊んでいる時間帯でした。一体、どの機体が落としたのか…。県議会で、新たな事実が明らかになりました。事故発生の直前、県が設置した騒音測定局の映像にアメリカ軍のCH53が映っていて、衝撃音が2度、録音されていたということです。

富川副知事は、その写真を持ってキャンプフォスターを訪れ7日の事故内容を説明するよう求めました。しかし、対応したロック准将は・・・。富川副知事は、「向こうとしては、この部品が間違いなく、飛んでいるCH53から落ちたかどうかは疑わしい」と話しました。

現時点で、海兵隊としては、CH53から落下した部品とは認めがたいとの認識を示したということです。一夜明け、保護者は。「ショックがまだ残っているのと改めて基地の怖さを感じます」「いつも何かあるんじゃないかとヒヤヒヤして見ているので、本当に(基地は)なくなってほしい」「子どもに何もなかったのことが一番で、それだけです。それしか考えられなかったです」などと話していました。

部品が落ちてきた保育園では、事故に対する不安と怒りを抱えながら、保護者たちが子どもを登園させていました。宜野湾市の佐喜眞市長は、「一歩間違えれば、取り返しのつかない事態になるということを、日米両政府、及び、米軍は重く真摯に受け止めなければならず、危機感を持ち、これまでの対応から一歩も二歩も踏み込んだ取り組みを実施すべきであります」と抗議しました。

佐喜眞市長は、人の命にかかわる深刻な事故だと強い怒りを伝えました。その上で、保育園側への十分な説明と不安の解消、原因がわかるまでアメリカ軍機が住宅地上空を飛ばないよう求めました。