※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
SACO合意が日米合同委合意で形骸化

伊江島で行うとしていた、日米合意に反する訓練の強行に、抗議の声が高まっています。

嘉手納町議会は、中止となった訓練予定も含め、今年4回に上った嘉手納基地での降下訓練は明らかに日米合意違反で容認できないとして、9月22日訓練の全面禁止を求める意見書と抗議決議を全会一致で可決。

議員団は9月22日、午後沖縄防衛局を訪れ、嘉手納基地の使用を「例外的な場合に限る」とする日本政府と、伊江島の「代替地」として使用頻度を上げている、アメリカ軍とで解釈が異なっている問題を解決するよう訴えました。

また、「嘉手納が今年使われたのはわずか3回目」とアメリカ軍が発表したことにも抗議しました。

一方県は、9月22日、謝花知事公室長が第18航空団のタナー副司令官と面会しました。

謝花知事公室長は「これまで長い間伊江島でやっていた、嘉手納での訓練を控えていたものがですね、ここにきて連続で行われるということについては到底納得いかないので、今後こういったことがないように司令官にもお伝え頂きたいと強く申し入れた」と述べました。

謝花知事公室長はSACO合意で約束された訓練移転が、その後の日米合同委員会で形骸化されたと批判しています。