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復帰45年で知事コメント「全身全霊で取り組む」

沖縄は15日、復帰から45年を迎えました。これに合わせ翁長知事がコメントを発表し、基地問題など、復帰以降も続く様々な課題に取り組む決意を語りました。

復帰45年の節目にあたり発表したコメントで翁長知事は「復帰以降、いくつもの振興計画の策定・推進により沖縄の経済はかつてないほど活況を見せている」とした上で、今なお続く基地の過重負担を指摘し、アメリカ軍基地の存在は沖縄の振興発展の最大の阻害要因となっている」とも述べています。

また、基地問題や雇用、子どもの貧困など、「沖縄の諸問題の解決に向け全身全霊で取り組む」と決意を新たにしていました。

一方、県庁では、県振興推進委員会が開かれ、今後5年間の沖縄振興の要となる沖縄21世紀ビジョン基本計画を改定しました。改定の主な内容は、子どもの貧困対策や沖縄の伝統文化の保存・普及・継承の強化、クルーズ船市場への対応などです。

翁長知事は、「今後はこれらの施策を展開し、後期5年間の事業策定に万全を期してほしい」と話しました。ところで、日本銀行那覇支店は、15日、開設45周年を記念した特別展示を始めました。

日銀那覇支店は沖縄の本土復帰と同じ日の1972年5月15日に開設され、ドルから円への交換作業を担いました。会場には復帰に伴いドル通貨と円通貨の交換を知らせる県民向けのポスターや通貨交換で実際に使われた通貨交換申込書など、当時の貴重な資料が展示されています。

特別展は5月31日までです。