Qプラスリポートです。沖縄を訪れる外国人観光客が去年、急増しましたが、沖縄観光で特徴的なことがもうひとつありました。

それは去年、おととしの11倍にも増えたものなんですが、中川さん、何だかわかりますか?答えは「民泊」を利用した観光客なんです。沖縄でも、民泊を受け入れる世帯が去年、5倍にも増えているという新たな民泊のかたちを取材しました。

南城市の60代のご夫婦が、仲よく朝食の仕度中です。実はこれ、ご夫婦の家に滞在中の外国人観光客のためのもの。

南城市の60代の夫「一番多いのは韓国、韓国の方が3割くらい、あとは香港台湾などが多くて、ヨーロッパからは全体の1割くらい。」

一般の住宅で観光客を受け入れる、「民泊」。

県内で民泊といえば、修学旅行の団体の受け入れなど、地域活性化を目的とした大規模なものが一般的。ですが今、そうした従来型の民泊に加え、個人単位で観光客を受け入れる、新しい形の「民泊」が、県内でも静かなブームなのです。

南城市の60代の妻「スマートフォンを持って、おうちではiPadで返事しますけど、ここでまたメッセージのやり取りをすることもあります。」

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新たな民泊の仕組みはこうです。民泊の利用者と受け入れ家庭は、インターネット上の仲介サービスでつながります。サイト側は、登録された情報から双方の信用度をチェック。受け入れ家庭は、利用者とのメッセージのやり取りを通じて、泊めるかどうかを判断できます。

ゲストが起きてきました。民泊仲介サービスを初めて利用したというカップルです。自家製のかぼちゃスープに大感激。

民泊利用者男性「オーストラリアのシドニーから来ました。とても素晴らしい経験です。こんな経験ができるなんて思っていませんでした。」

民泊仲介サイト、airbnbの調査では、利用者の8割が、東京や京都などの主要な観光ルート以外の街で、その土地の「暮らし」を体験したいと答えています。

行先やスケジュールがあらかじめ決まっているツアーでは対応できないニーズに応える民泊は、海外からの観光客にとって非常に魅力的なのです。

南城市の60代の妻「Qあなたたちのきょうのプランは温泉だけ?」

モートンさん「考えてないよ。いつも通り計画は無い。」

ノルウェーからやってきたトロンさんとモートンさん。旅の間、予定はいつも当日の朝に決めています。きょうは、ゆっくり温泉につかったあと、海の見えるカフェで夕方まで本を読むことにしました。

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トロンさん「Airbnbは絶対一番いい。ホテルより。なんかホテルだと、そんなに、きれいとかもちろんあるんですけど、airbnbだと、本当に誰かの家って感じありますからね、それ大好き。」

民泊仲介サイト、airbnbを利用して日本を訪れた観光客は、累計52万人。沖縄を訪れる人も急増していると言います。

民主を受け入れている男性「私達みたいに子どもたちが大きくなって出て行って、空いてる部屋があるという家庭はいっぱいいらっしゃるわけですよね。それを観光のために寄与できるというのは一つのいいシステムだと思うんですけどもね。」

ただし、文化の異なる外国人が宿泊すれば、トラブルもあります。自分の経営するアパートを提供しているこちらの女性は、利用者との交流を楽しみながらも、近所に迷惑が及ばないような配慮にと労力を費やしています。

経営するアパートで民泊を受け入れる女性「実際にされると、いかに掃除が大変かとか、やはり文化の違いから、汚れ方が変わってたりもするので。それ以上の出会いがあるからこそ続けていられるなというのを私は感じているので。」

また、インターネットを通じたサービスの発達で生まれたこうした民泊の在り方は、現在の日本の法律では想定されていません。

ホテル・旅館業の圧迫や、消防設備の問題など、法的にはグレーゾーンだという指摘もありますが、世界的に広まっているサービスを無視できないのも事実で、国は規制緩和に向けた検討を始めています。

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民泊利用者女性「とても快適な滞在だった、おしゃべりも気楽にできたし、6つ星!」

「民泊元年」とも言われる今年、ますます外国人観光客が増えていくことは間違いなさそうです。

民泊の受け入れで収入がどれくらいになるか気になりますね。様々な形態があるので一概には言えないということですが、今回取材に伺ったご夫婦のケースでは、会社員の月収ほどになることもあるそうです。家計に直接恩恵があるのは大きな魅力ですね。

取材した家庭でも、民泊の経営に必要な衛生面の届出などを進めて万全を期したうえで、受け入れを続けていくということです。