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ことし20歳になった仲村颯悟監督、13歳で監督デビューし、映画「やぎの冒険」で話題を集めました。

その仲村監督の最新作が完成し2月に公開されるのを前に1月12日、ともに映画を作り上げた大学生の仲間と試写会を行いました。

仲村颯悟監督の最新作「人魚に会える日。」のテーマは、基地問題。物語は、主人公の高校生が当たり前に存在するアメリカ軍基地について深く考えずに育ったものの、あることをきっかけに、新基地建設問題にゆれる小さな集落を訪れ、そこで突きつけられる沢山の思いを前に答えを見つけるというものです。

映画の完成を記念して、12日、那覇市の映画館で行われた舞台挨拶で仲村監督は高校を卒業後、関東の大学に進学して初めて、沖縄の基地問題が伝わっていないと気づいたことが、この映画を作るきっかけだったと話しました。

仲村颯悟監督は「賛成、反対だけではない思いも、この映画の中に込めたので、それがうまく、関東や沖縄以外の人にも伝わってくれたらなって思いますね」と話しました。

映画には、沖縄で活躍する多くの役者やタレントが出演し、制作スタッフは、全員沖縄出身の大学生です。映画の公開は、2月21日で、その後、東京でも上映が始まります。