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サンゴ礁や多様な生物で知られる慶良間諸島と周辺海域が、サンゴの日の5日、全国で31番目の国立公園に指定されました。慶良間諸島国立公園は、渡嘉敷島など、大小30余りの島々とその沖の海域が指定区域です。

指定された区域では多くのサンゴの生息が確認され、ダイビングスポットとして知られるほか、ザトウクジラの繁殖地にもなっています。新たな国立公園の指定は、27年ぶりで県内では、西表石垣国立公園に次いで2番目です。5日、渡嘉敷島では国立公園の指定に喜びの声が上がりました。

渡嘉敷の人々は「嬉しかった。今までこんなことないさーね。」「まだ国立公園というのがどの程度すごいのかなっていう実感がまだない」と口々に話し渡嘉敷村の座間味村長は「国立というのは27年ぶりだというんでですね」「我が村にとっては慶良間地域にとってはこういうのが」「今世紀最大の出来事ではないかなと思っております」と話していました。

また、長年にわたって美しい海を守る活動を続けている人たちにとっても朗報となりました。座間味ダイビング協会の又吉会長も「次は世界自然遺産が待ってますので。そこに向けて頑張っていかないといけないなと感じています。私が生きている間に世界自然遺産に持っていければいいなと考えております、宜しくお願いします」と話しています。

8日には那覇市で記念式典も開かれる予定です。