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八重山地区の教科書選定問題で、文部科学省は県教育委員会の採択地区分割の求めを認めない方針を伝えました。県教委が対応を協議しました。

県教委は、竹富町教委に対して、教科書統一に向けた是正要求をするよう文科省から求められていましたが、これまで判断を先送りしてきました。

そして、1月15日、文科省に対して採択地区を分割することが出来ないか検討を求めました。これに対して文科省は、「十分な教科書の調査研究が可能であるか、地理的に近接しているかなどの諸条件を踏まえることが必要で、八重山地区は一つの採択地区として設定すべき」と回答し、県教委の提案を認めない考えを示しました。

県教委は22日午後、臨時の教育委員会議を開きましたが、予定されていた人事案件のみが議論され、教科書問題は議題に上らなかったということです。

現在、教育委員が非公開の勉強会を開いて、今後の対応を検討しましたが22日は結論は出ませんでした。