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塩のこと教えマース。きょうは見て体験して味わえる塩のテーマパーク「Gala 青い海」。そこで作られるこだわりの塩を紹介します。

『見えたぁ~?ほらぶくぶくしてる、あんなにいっぱい塩ができてる』

塩ができるまでの課程を見学できる工房、そして塩作り体験、塩を使ったお菓子。子どもから大人までが五感で楽しめる「Gala 青い海」。ガラはフランス語で集う、にぎやかという意味で、台湾や香港など海外からも年間2万人以上の観光客が訪れます。意外にも訪れる人の半数は県内の方、まさに塩作りが身近に感じられる場所です。

Gala 青い海・阿波連広さん「意外に塩ってどのようにできているのかわからなかった、結構手間ひまかかっているんだねとか、塩に対する想いもお客に伝わっているのかなと感じます」

青山「こちらの製塩所は使う薪にもこだわって、材木屋から仕入れた薪をつかっています。そしてこの道28年の塩職人が7時間焚いて塩に仕上げていきます」

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塩作り28年の徳村清光さん。これまで様々な塩作りを経験してきましたが、薪を使用した昔ながらの製法にこだわって塩作りを行っています。

Gala 青い海・徳村清光さん「やっぱり薪の方がフレーク状、粗い塩ができる。塩が甘いですよ」

7時間つきっきりで行う作業に加え、ここでは見学者もひっきりなし。

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徳村さん「ここで7時間煮詰めるとこの鍋で200キロの塩が取れます。やっぱり塩って意外と簡単にできると思っているようで・・・」

インタビュー中も火加減が気になるようです。

徳村さん「毎日塩の出来も違うし、お客さんが喜ぶのを聞いたり見たりするそういうのはやりがいがある」

青山「昔の沖縄の貴重な写真がいっぱいありますね」

工房の隣では、世界の塩や沖縄の塩の歴史がわかる写真やめったに見ることのできない巨大な塩の結晶を間近で見ることができます。

1960年頃、塩作りが盛んに行われていた頃の泡瀬塩田です。塩作りを教えてくれた先輩たちも働いていた時代、徳村さんの塩作りの原点がここにはあります。

徳村さん「当時は薪を調達するのが大変だったようです。泡瀬の方にヤンバルから船で薪を入れていた。これだけの塩を造るには、そうとうの燃料が必要だったと思う」

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手間ひまかけ作るからこそ、味わいのある塩ができる。薪仕込みで作った塩の一粒一粒には、先輩達から受け継いだ職人魂がこもっています。

徳村さん「先輩方から教わったのはこういう塩じゃない。まだまだです」

ここではこの昔ながらの作りで塩作りを体験もできます。塩作りの見学や体験から海の恵みをたっぷり感じとって、沖縄の塩の魅力を感じてほしい。徳村さんやスタッフの想いもこの結晶に込められています。

徳村さん「こういう小さい施設ですけど、こうやってみんなと話して触れ合って、こういう所で塩を造っているのをわかってもらえれば。先輩方から引き継いだ伝統の方法、塩作りを守っていきたいと思います。まだまだですけど」

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きょうの塩まめ知識はパッケージの見方!パッケージの裏を見ると、誰がどこの海水を使って、どのようにして塩にしたかを書いています。栄養成分表示ではミネラルのバランスを知ることができます。この中のナトリウムが37gを超えている時はしょっぱ味が強い傾向があるといえます。お塩を買う時はぜひパッケージの裏もみてみてください。

師匠は80過ぎで引退されているんですが、たまに味見をしてくれ、結果はいつもまだまだ!だそうです。まだ弟子はいないですが、徳村さんはどんな師匠になるのでしょうか、楽しみです。