※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

自民党の高市政調会長は、15日、県連を訪ね参院選の政権公約を協議しましたが、普天間基地の移設先を巡る両者の主張は平行線を辿りました。

自民党の高市政調会長は、きょう午後、那覇市の自民党県連で座喜味一幸政調会長と会談し、2013年7月の参議院選挙の政権公約の取りまとめに向け意見を交わしましたが、普天間基地の移設先を巡る両者の主張は折合いませんでした。

高市政調会長は会談後、「県外という文言は外して頂けるとありたがい、自民党本部と一体となって進んで参りたいものですから、そういうお願いを申し上げました」と話しました。

一方、自民党県連座喜味一幸政調会長は「普天間は県外に移して全国民に、基地負担のありようを負担してくれという考え方は何ら変わりはない。県連としてのスタンスも、それでいかせて貰いたいと」と話しは平行線に終わったことを伝えました。

高市政調会長は今後、日米地位協定の見直しを検討する委員会を党内に立ち上げる方針を明かすなど、沖縄への配慮を示しましたが、移設先を巡っては、県連側の譲歩を引き出せませんでした。

19日には石破幹事長が沖縄入りし、県連と協議するなど、5月中とされる政権公約の取りまとめに向けた動きは加速しています。