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沖縄県内全域が強い雨風にさらされた台風2号による農林水産業の被害総額は約7億1000万円にのぼり特に「葉タバコ」の被害額が4億9000万円と半分以上を占めていたことがわかりました。

沖縄県などによりますと5月31日から6月2日にかけて県内全域に爪痕を残した台風2号による農林水産業の被害総額は7億1290万円となっています。

収穫の最盛期を直撃した「葉タバコ」の被害が最も大きく244t・4億9000万円にのぼり、台風の潮風とその後の日照りによる塩害で葉が黄色く変色したり、強い風にさらされて葉が落ちたりするなど商品にならなくなったため農家は廃棄処分を余儀なくされたといいます。そのうち、生産が盛んな宮古島や多良間島で3億7800万円を占めていました。

このほか、石垣市や糸満市、久米島町などで葉が裂ける被害が出た「サトウキビ」の被害額は6238万円にのぼりオクラやゴーヤーなど「野菜」の被害額は4356万円でした。

県では引き続き台風2号による水産物への被害を調べています。