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サンフランシスコ講和条約発効から61年となる28日、政府は「主権回復を記念する式典」を東京で開きました。

28日午前11時から東京・憲政記念館で開かれた式典には、安倍総理はじめ閣僚や国会議員らが参加しました。安倍総理は「この日を大切な節目とし、これまで我々がたどった足跡を思いながら未来へ向かって希望と決意を新たにする日にしたい」と式辞をのべました。

式典には県選出国会議員らも参加しましたが仲井真知事は不参加、高良副知事が代理出席しました。

一方、県内ではアメリカ軍の施政権下に置かれた「屈辱の日」を思い起こそうと各地で抗議の声が上がっています。

28日、那覇市では庁舎の正面入り口や壁に失望や悲しみの意を込めた紺色の旗をあげました。旗の掲揚は式典に抗議するとともに若い世代に沖縄の歴史を学び、未来に向かって力強く歩んでほしいという願いが込められているということです。

また、東京の式典と同じ時間から、宜野湾市では「屈辱の日」沖縄大会が開かれました。草柳記者は中継で「会場内は座る場所もないほど、多くの県民が詰めかけていて、入りきれない人が会場の外まであふれています。ステージでは抗議決議の読み上げが行われているところで間もなくこの政府に抗議する大会決議が採択されることになっています」とレポートしました。