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突然ですがこちらある野菜の花ですが、なんだかわかりますか?正解は、太陽に向かって真っすぐに伸びる野菜。ねばねばしゃきしゃきがたまらないオクラです。

「ピーマンみたいにぶら下がってなるのかと違うんですね?」「逆なんですよ」

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きょうは糸満市で「島オクラ」を作る大城さんの畑にお邪魔しました。割ると真ん丸です。

島オクラの特徴はこの丸い形。一般的に流通しているのは角オクラですが、沖縄で昔から作られてきたのはこちらの丸オクラなんです。甘みがあって、ねばりも強いのが丸オクラの特徴。収穫量が多いことから、近年は角オクラを作る農家が圧倒的に多いんだとか。

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島オクラ農家・大城直志さん「(Q:角オクラではなく島オクラを作ろうと思ったのはなぜ?)それは大好きだから!島オクラが大好きなんで、好きなものを作ってそれをみなさん食べていただければいいかな。(Q:好きなところってどんなところですか?)いやあそういわれたら困るね(照)」

好きでなければ勤まらないオクラ農家。それは…。

大城さんは朝日が昇るのと同時に急いで収穫。夕方には10センチも生長するものもあるというオクラ。大きくなりすぎると売り物になりません。これが一日2回。11月まで続きます。

大城さん「(Q:オクラ農家はみんな早起き?)早くしないと(暑くて)自分(の体)がもたないです」

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この日、大城さんの畑にはなにやらぞろぞろ大勢の人。イオン琉球のバイヤーと沖縄版クックパッドともいわれるサイト「おきレシ」のスタッフが取材にきていました。彼らは、今主婦の間で人気の雑誌を手掛ける人たちです。

その雑誌がこちら。おいしそうな写真に野菜ソムリエ監修のレシピがずらり。実はこちら店頭で「ご自由にどうぞ」というフリーペーパー。しかし、フリーペーパーとあなどるなかれ。現在、毎月2万2000部が創刊されています。

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イオン琉球・山内亮さん「早いテンポでは1週間もたたずになくなる状況。野菜の売り上げも(フリーペーパー)効果が出ていまして、売上高はもちろん、購入点数も増えている」

今、県産野菜、特に島野菜の生産量や消費量が伸び悩んでいるといわれています。台風や長雨などの影響も大きい一方で、核家族かが進み、どう調理していいかわからないということも原因の一つだと考えられています。

そこで去年県が打ち出した「消費者目線による県産食材販売促進事業」。その一環で作られているのがこのフリーペーパーなのです。

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おきレシ・神部愛さん「島野菜を食べようとか、地産地消とか言われていて、みなさん興味はあると思う。いざ食べるかというと、玉ねぎとかジャガイモ、レタスとか簡単に料理ができるものになってしまう。簡単に(島野菜を)食べてもらっておいしいというきっかけ作りができたらいい」

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8月号の撮影にもお邪魔しました。今回はオクラを中心に夏野菜が並びます。レシピを担当するのは、野菜ソムリエの大城しま子さん。ここで大城先生のオクラ・ワンポイント講座。

野菜ソムリエ・大城しま子さん「このねばねばが夏に疲れた胃を守ってくれる。カリウム・カルシウム・ビタミン群が多いので夏バテに。積極的に食べると疲れた夏にいいと思います」

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そして今日紹介してくれたレシピはこちら。豚肉に梅肉を塗ってオクラに巻いて揚げるだけ。

普段とはちょっと違う食べ方をしてみると食べる楽しみ、そして消費拡大にもつながります。今夜の食卓にいかがですか?