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熱戦展開中の夏の高校野球沖縄大会はきのう2回戦が終了しベスト16が出揃いました!ここまでにシード3校が姿を消すなど大波乱の今年の大会は、熱戦、熱闘が繰り広げられています!

第2シード興南と浦添商業の一戦、2回戦であたるにはもったいないほどの優勝候補同士の対戦は両チームの投手戦で幕を開けます。

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浦添商業、プロ注目の背番号10、照屋光は、1回から自己最速の147キロのストレートで興南打線を三者凡退にうちとると対する興南のマウンドには、期待の2年生花城凪都。130キロ台のストレートと変化球でこちらも三者凡退と譲りません。

試合が動いたのは4回でした後攻めの浦商、2アウトながらランナーを二塁に進め、打席には4番の呉屋!呉屋のあたりは詰まりながらもセンターの前に落ちます!セカンドランナー東江が果敢にホームを狙い、ボールもバックホームさえますが、浦添商業が先制します。

チャンス続く浦添商業、さらに5番、エースの宮里泰悠!同じような打球がセンターへ!阻止できるか興南!アウト!!!緊迫した試合は、6回、浦添商業のチャンス。2アウト満塁で打席には、ここまで2打席連続ヒットの宮里泰悠。その後ろには幼馴染の照屋光がいました。

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照屋光選手「宮里もチームの柱となっているんで、ネクストバッターボックスに座りながら信じながら待っていました」照屋を援護したい!宮里の打球はレフトオーバー3点タイムリー!浦添商業が興南を引き離します。

しかし、このままで終わるはずがない興南の反撃は8回、疲れの見え始めた照屋に代わり、宮里がマウンドに上るとその立ち上がりを攻め、ランナー二塁三塁で2番伊敷がスクイズ!このあと、2本の連続タイムリーでこの回3点を奪い興南が1点差まで詰め寄ります。

そして9回、浦商のマウンドには再び照屋2アウトまで追い込み、接戦の終止符まであと一人・・・。しかしここで思わぬ落とし穴が待っていました。

照屋光選手「討ち取ったという甘い気持ちになってしまったので」照屋がまさかの送球エラー!興南が土壇場で同点に追いつきます。しかし、浦商も9回ウラ、代打攻勢が見事的中、満塁とするとサヨナラの打席には代打金城魁!

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金城魁選手「(宮良監督に)最後はお前でいくぞと言われて、よっしゃ!やってやろうって気持ちで」

宮良高雅監督「3年間の思いをこの一振りに本当に初球から振ってくれて彼の努力がこの試合で実を結んだ」

浦添商業、チーム一丸の勝利で弟2シード興南を撃破!ベスト16入りです。

照屋光選手「球速については自信があるんですけど、ここぞという時の制球力というのまだ甘いと思うのでこれからの課題にしていきたいと思います」

宮良高雅監督「これを自信を持って3回戦、優勝するためにはあと4つ戦いがありますので一戦一戦戦いたいと思います」

宜野湾の第2試合、こちらも今大会屈指の好カード第3シード浦添工業と前原が対戦しました。浦添工業の自慢の強力打線に立ちはだかったのは前原のエース屋宜駿杜!大会ナンバーワンスラッガー、手登根祥をはじめ、浦工打線を5回までヒット3本に抑えるピッチング。

さらに屋宜はこの日、バットでも見せます。6回ウラ、2アウトでランナーを一人置いて打席に入ると打球はレフトスタンド大会2号の2ランホームラン!投打の柱、屋宜の活躍で前原がシード浦添工業を破りました。

メンバー、そしてスタンドも一体となり夏の頂点をめざす秋準優勝の知念。1回幸地・屋嘉部のタイムリーで2点を先制します。しかしこの日は、チームの大黒柱エース大浜が立ち上がりに苦しみます。

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大浜選手「序盤から自分のペースで投げられなくて甘いボールが多くて」

2回読谷池田にタイムリーを許し1点を返されます。そんなエースを打撃陣が救いました。3回足を使った攻撃でエラーを誘い3塁まで進んだ知念、ランナー3塁1塁の場面で4番大宜見が打席に。

大宜見選手「(これまでは)ピッチャーがおさえているのに点が取れないから勝てないと言われていたので」ライトオーバーの2点タイムリーこの回知念は合わせて6点を奪います。

投手力だけではない足を使った機動力野球でエースを援護した夏の知念2戦連続コールドゲームでベスト16進出です。

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