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仲井真知事と宜野湾市の佐喜真市長は19日に防衛省や外務省を訪ね、普天間基地へのオスプレイの配備を中止するよう要請しました。

宜野湾市の佐喜真市長とともに森本防衛大臣を訪ねた仲井真知事。オスプレイが3カ月間に2度も事故を起こしていることをあげ「県民の気持ちに沿うように解決していただきたい」と配備計画の中止を求めました。

知事は「とてもじゃないですが、配備計画は断固として中止していただきたい」と大臣に直接伝えました。そして要請後の会見では「こういう危険な墜落の、事故率の高い機種をいくら安全保障条約がある同盟国だからと言って、とんでもない話。ぜひ配備計画を中止して頂きたい」と伝えたことを記者に述べました。

また佐喜真市長も「市民の総意として、危険極まりないオスプレイは配備してはならない。報告もかねて大臣にお願いした」と市民大会の大会決議内容を大臣に伝えたということです。

これに対し森本大臣は「まず米国側に今回の事故調査結果についてできるだけ速やかに通報してくださいということを繰り返し申し上げています。全体の事故報告について我々に届いていませんので、米国と色々なチャンネルを使って話しているところです」と答えました。

一方、これに先立ち、19日午前、仲井真知事と佐喜真市長は玄葉外務大臣に対しても同様の要請を行いました。しかし玄葉外務大臣も「情報を把握し、関係閣僚で協議したい」との回答に留まっています。