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今週からスタートした「めざせ甲子園!」4校目のきょうは、身体能力の高さには定評がある宮古高校。今年のチームはその能力を厳しいトレーニングで磨き上げ、この夏の頂点に挑みます!

今年、プロ野球界に入った二人のルーキー。ロッテの伊志嶺翔太(1位指名)、そして巨人の宮国椋丞(2位指名)。二人に共通するのは、共に両親の出身地。そう、それが宮古島だ!

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プロ野球選手で宮古島出身の親を持つのは二人だけではない。阪神でも活躍した伊良部秀輝投手や元西武の平良幸一。石嶺和彦、デニー友利など、県出身プロ野球選手のルーツに宮古島の血が流れているのだ。

神山昂監督「この島は非常に潜在能力の高い子が非常に多い。宮古独特のものでもあると思うし、だから非常に魅力を感じる選手達が多い」

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身体能力の高さは、今年の野球部対抗競技力大会で一端を見ることができる。宮古は総合では23位に甘んじたものの、遠投、打撃の個人部門では1位に入り、中でも遠投では3人の選手がベスト10入りを果たし、異色を放った。いったいどうしてこれほどの高い運動能力があるのだろうか?

下地直人主将「生まれながらに持った才能じゃないですか?(過去の大会)優勝するチームには、だいたい宮古の人が一人二人は必ずいるので、そこはやはり誇らしいし“自分達も出来る”と思います」

海洋民族としての長い歴史の中で培った力強いDNAを受け継いでいることが、今の運動能力に繋がっているとする人もいる。

高い潜在能力。ところが、今年の宮古ナインはさらにそれを高めるための驚くべきトレーニングを行っていたのだ。

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彼らがまるで、フリスビーのように軽々と投げているのはタイヤ。重さは6キロにもなる。

平良誠弥投手「(タイヤ投げを)最初始めた頃は全然投げられなくて、筋肉も全然ついてなくて。今は徐々に体も出来てきているので、それで精一杯投げられるようになりました」

さらに宮古ナインは重さ25キロの砂袋を持ったまま、走る・投げる・守るといった、野球の上での動作を行う。簡単そうにやっているが、入部したばかりの1年生の足がガクガク震えているのを見れば、その大変さがわかる。

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では、ここでその宮古の戦力分析を!神山監督の自己評価は左記の通り。鍛え挙げた運動能力は守備力、機動力で高い評価をつけた。そして柱になる投手力では4の評価。

春のエース平良誠弥はトレーニングの成果を発揮し、去年秋から球速を3キロ伸ばし最速141キロ。バッティングでも春はチームナンバーワンの打率を誇り、投打にわたりチームを支える存在だ。

その平良をライバルとして夏のエースをめざすのが平山将也だ!

平山将也投手「やっぱり同じ伊良部出身なので、エースを獲られるというのは悔しいです。獲りたいです、夏は」

MAX133キロ。多彩な変化球を武器にする平山と、春のエース平良は同じ伊良部島の出身。それだけにライバル心も強く、それは互いの成長に繋がっていた。

宮古島から夢の甲子園に!島の熱いDNAと、熱い宮古ナインの心が夏頂点を狙う!

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平山将也投手「今まで頑張ってきた力を出し切って、悔いのないように頑張りたいです」

當山和希選手「悔いを残さないように天辺を獲りたいですね」

下地直人主将「今まで支えてくれた人に感謝の気持ちを忘れずに、自分達の最高の夏にしたいです」

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