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アメリカ軍は那覇にあった武術の総本山も占領し、捕虜収容所は無数の日本兵で溢れました。

県庁の隣。現在は県議会棟が建っている那覇市泉崎の土地。沖縄戦当時は武術の総本山として、当時としては珍しいコンクリート造りの構造で建設された武徳殿がこの場所に建っていました。

武徳殿には一時日本軍の司令部が置かれていましたが、5月下旬にはアメリカ軍が完全に占領。65年前のきょうの映像には高く掲げられたアメリカの国旗、煙草を投げ捨てて中へと入っていくアメリカ兵の姿が記録されています。

この頃、糸満では日本兵が白旗を掲げたり両手を挙げて続々とアメリカ軍に投降していました。

荒野の中で一ヶ所に集められ、座り込む日本兵達。アメリカ兵は日本兵が手榴弾やナイフといった武器を持っていないか上着やズボンのポケットをチェックしています。

捕虜となった日本兵たちはその後、大型トラックで収容所へと送られ、日本軍の敗戦をさらに身を持って感じることになります。