※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

辺野古への基地建設に向けて国が作成した環境アセス準備書に関する審査会が28日に開かれ、審査会は内容の不備を厳しく指摘する答申案をまとめました。

10回目となる28日の審査会では、事務局側からこれまでの審査内容をまとめた答申案が報告されました。案では、ヘリパッドの建設など前の段階の方法書には無かった事業内容が追加されているほか、ジュゴンに対する複数年の調査が実施されておらず、方法書に対する知事意見にも十分に対応していないと準備書の不備を厳しく指摘しています。

審査会では委員から、「多くの項目で環境への影響を過小評価するなど、評価の根拠が非常に曖昧だ」などと意見が相次ぎ、事業者側に、各項目で、評価の根拠を明らかにすることなど、答申案に加えることを確認しました。

審査会終了後、取材に対し審査会の津嘉山会長は、「(答申は)かなりの項目について、予測と評価をやり直してほしいという内容」と述べました。審査会は近く仲井真知事に答申。これを受けて知事は10月13日までに知事意見を提出する予定です。