※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

めざせ甲子園4校目の今日は興南高校です。古豪復活を目指すチームにこの春、頼もしい新監督がやってきました!

我喜屋優監督「ほっと物事を忘れた瞬間に相手が喜ぶ事をやるだろ。試合になったらそうならないように練習やってるんだからちゃんとやれよ!」

興南にこの春やって来た我喜屋優新監督(56)。

野球部のOBで、1968年の夏の甲子園ではキャプテンとして、また4番バッターとして活躍!県勢初の甲子園ベスト4進出を果たし、『興南旋風』を巻き起こした!

興南は過去、春夏合わせて8回の甲子園出場を誇る名門ですが、気が付けば23年もの間、甲子園の土を踏んでいません。この状況を打破しようとこの春、やって来たのが我喜屋監督でした。

高校を卒業後、北海道の社会人チームなどで選手や監督を歴任。今年、野球人生の集大成として、そして母校の復活に向け、38年ぶりに帰ってきました。

幸喜竜一主将「自分達が知らなかった野球を知っているので、すごい勉強になります」

安慶田一平捕手「少しのミスでも許さないので、自分達も大変です」

厳しい社会人野球の経験は、相手が高校生であろうと、高いレベルの野球を追及し、一切の妥協を許しません。練習が始まって1時間もしないうちに選手達はフラフラです。

グランドでは鬼のような我喜屋監督ですが、ユニフォームを脱げば別の顔を見せます。

安慶田一平捕手「ユニフォームを脱いだら、寮でも自分達の親代わりになってくれて、自分達のことを考えてくれます」

この春から週末には野球部全員で合宿を行うようになりました。そこには練習だけでは得られない大切なものがありました。

我喜屋監督「5年後や10〜20年後に、あの時はこうだったなぁと一つの思い出作りにもなるし、みんな喜んでやってるし。家族的な雰囲気を作ろうというのが趣旨ですから」

『うまいです!』

監督と選手が寝起きを共にし、同じ時間を過ごす。そこで生まれる「見えない絆」。それが今、チームの大きな力となって現れてきています!

ではここで興南の気になる戦力を紹介しましょう!投手陣は去年の夏を経験している2人のサウスポーが相手チームに立ちはだかります。

キャプテンでエースの幸喜竜一投手(3年)、カーブ・スライダー・スクリューなど、多彩な変化球をおり交ぜ相手チームに凡打の山を築かせます!

幸喜主将「夏にベストの状態にもっていけるようにがんばりたいです」

左の本格派・山内大投手は140キロ近いストレートを武器に力で押すタイプ。

攻撃陣ではスイッチヒッターの1番・小浜健太郎選手が出塁し、打撃センス抜群の2番・新崎慎弥選手がつなぐ形。この1、2番コンビがチャンスを作り得点に結びつけます!

古豪復活を目指し練習に励む選手達。我喜屋新監督のもとこの夏、再び『興南旋風』を巻き起せ!

我喜屋監督「実感として、戦力も動きも声も変わってきていますから、毎日が手ごたえを感じながらやってます。手ごたえは選手も近いうちに感じると思いますし、そうなれば一気に甲子園目指そうという事になると思います!」

幸喜主将「今までやってきたことを全力で全部出し切れるように。3年生は悔いが残らないように、全力でやっていきたいです」

小浜健太郎外野手「みんなで一致団結して、良い結果が出せるようにがんばりたいです」

『一戦必勝!オ〜!一戦必勝噛んでたし!噛んでない!実は仲良し!」

めざせ甲子園、明日は優勝候補の一角、沖縄尚学高校です。