2025年7月30日午前8時25分ごろロシアのカムチャツカ半島付近でマグニチュード8.8の地震がありました。この影響で沖縄地方にも津波注意報が出され、沖縄市の中城湾港などでは、10センチの津波を観測しています。
2025年7月30日・午前8時25分ごろロシアのカムチャツカ半島付近でマグニチュード8.8の地震が発生。午前9時40分、沖縄本島全域にも津波注意報が出され、交通機関にも影響が出ました。
本村杏珠記者は「津波注意報を受け多くのフェリーが欠航し、待合室では混雑している様子が見られます」と伝えました。
那覇市の泊港では午前には、渡嘉敷島や座間味島をつなぐ便が運航を見合わせたほか午後にも座間味島や渡名喜島、久米島などを結ぶ便が欠航。泊ふ頭旅客ターミナルビルでは、フェリーの欠航で、返金手続きや便の変更をする利用客が見られました。
空の便は、仙台空港の滑走路閉鎖を受け那覇空港を結ぶあわせて2便が欠航するなど影響が出ています。宜野湾市では津波注意報を受け高台に避難する人の姿も・・・
宜野湾市民は「家でテレビ見てたんですけど注意報が出たもんですから隣で(保育園が)代車を出して避難する様子があったもんですから、これまた避難するなと思って後追っかけてきました。何もなければいいんですけどねちょっと不安ではありますけどね」と話しました。

首里城では、取材中に津波注意報を知らせる緊急速報の通知が鳴り、来場者に向けに注意喚起が行われました。
濱元晋一郎記者は「首里城でも津波注意報を知らせる張り紙が張られ、注意喚起がなされています」と伝えました。
観光客の女性は「渡嘉敷島に行こうと思って10時発の船まで乗ったんだけど、津波の注意報が出ているからと降りて、欠航だから払い戻しして、ここに来ました。きょう1日渡嘉敷島で遊ぼうと思っていたんだけど残念です」と話しました。
観光客の男性は「(海に)入りたかったです。せっかく初めて来たんで沖縄に悲しかったです」と話しました。
気象庁によりますと、沖縄市の中城湾港では、7月30日午後2時3分に10センチ、宮古島でも午後3時26分に10センチの津波を観測しています。沖縄気象台では、注意報が解除されるまで海に入ったり海岸に近づいたりしないよう注意を呼びかけています。