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人間国宝で組踊りの道具製作の国選定保存技術者でもあり、去年亡くなった島袋光史さんの小道具展が9日から那覇市で開かれています。

島袋さんの生前の代表作品およそ160点が展示されているこの小道具展は、翌10日が島袋さんの一周忌にあたることから弟子の皆さんが企画しました。

戦後、劇団で太鼓を担当しながら劇団員の小道具を作っていた島袋さんは物のない時代にあらゆる材料を駆使し素晴らしい道具の数々を製作してきました。会場にはジュラルミンを使った刀や父・光裕さんが生前ずっと愛用していた手作りの大団扇も展示され、組踊の歴史を感じることができます。

この小道具展は1月14日まで那覇市民ギャラリーで開かれています。