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県内の小中学校で2024年度に確認された不登校の児童生徒数が7千432人と、過去最多となったことが分かりました。

文部科学省が実施している児童生徒の問題行動・不登校調査などの調査結果によりますと、2024年度、県内の小中学校での不登校の児童生徒数は2023年度より419人多い7千432人、高校は1526人と、いずれも過去最多でした。

また、県内の校内で発生した殴る蹴るなどの暴力行為は2974件で、全体としては2023年度より126件減っているものの、中学校と高校では増加傾向にあり、1000人あたりでは13.9件と全国平均を上回っています。

県教育長は暴力行為件数増加の背景について「対人関係を育む力や自身の感情をコントロールする力を高めていく必要がある」とし、不登校の児童生徒については空き教室を利用した支援事業やスクールカウンセラーの活用など関係機関と連携して取り組むとしています。

このほか、いじめの認知件数は1万2395件で2023年度より減少しています。