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「第32軍司令部壕」の保存・公開に向けて、県は12月8日、地域住民らを対象にした説明会を開きました。

首里城の地下に設置された「第32軍司令部壕」は、沖縄戦で旧日本軍の指揮の中心となった場所で、県は、文化財に指定された坑道などの保存や展示施設の建設に向けた基本計画を策定しています。

8日、周辺住民や関係団体向けに1回目の説明会が開かれ、県立芸大キャンパス内に建設予定の展示施設について地下階に降りると実際に第5坑道の中を歩けるような作りにすることや、敷地内に一般車両と大型バスの駐車場を設けることなどが説明されました。

地域住民「(展示施設が)逆の方向で利用されたら危ないわけですよ、そういうことがないとも限りません。それが怖いんですよ」

その後の質疑応答では、展示内容について日本軍を美化せず、軍が住民に与えた影響を説明することを要望する声も多く聞かれました。

また、渋滞の対策については団体客は予約制にすることや、公共交通機関の利用を促すことなどが説明されました。

この説明会は12月9日午後7時からも開かれる予定です。