著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
琉球国王の肖像画「御後絵」展が23日から県立芸術大学で開かれています。
「御後絵」は琉球国王の肖像画で国王が亡くなった後に遺影として描かれたものです。
県立芸術大学で行わている「御後絵」展は、沖縄文化研究者の鎌倉芳太郎氏が大正13年に撮影した琉球国王初代、尚円王から18代尚育王までの10人の御後絵のほか撮影の際に記録したメモいわゆる鎌倉ノートなど36点が展示されています。
展示されている御後絵は高解像の写真が撮影できるガラス乾板で撮られさらに最新のデジタル技術によって高精細な画像に複写されこれまで見えなかった人物の表情や服の細部など往時の御後絵を見ることができます
県立芸術大学附属図書館・芸術資料館森達也館長は「今まで御後絵のデータというのはガラス乾板から紙焼きをデジタル化していたから、細かい部分の画像とか人物の微妙な表情があまりでなかった」「(高精細化で)筆の1本1本の太さまで実物大の大きさで再現することができる」と話します。
御後絵展は11月3日まで県立芸術大学で開かれています。