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高齢者の生きがいや健康づくりにつなげようと、沖縄市の老人クラブが「ある場所」に集まり「運動会」を開きました。比嘉記者のリポートです。

比嘉鈴代記者「世界のトップ選手がプレーするアリーナが、きょうは元気なシニアたちで埋め尽くされています」

笑顔と元気でパワー全開/沖縄市老人クラブ大運動会

沖縄サントリーアリーナに集まったのは、沖縄市内にある30の老人クラブで活動する60代から90代のおよそ900人です。

選手宣誓照屋松樹会・仲宗根寛好さん「足は遅いけど青春真っ只中です。転ばなぬよう気をつけながら精神誠意に競技に挑むことを誓います」

全員で「肝がなさ節」や「安里屋ユンタ」を踊ると、いよいよ競技がスタート。

バドミントンのラケットにボールを乗せて落とさなさいように運ぶ「スプーンリレー」では、選手が汗を流すなかチームメイトが「ゆっくり、無理せず、あわてずに」と声援を贈っていました。

笑顔と元気でパワー全開/沖縄市老人クラブ大運動会

スプーンリレー最高齢96歳・當眞敏子さん「落とさないでちゃんとやりましたよ。今度カジマヤーです。カラオケ歌ったり、民謡踊りやったり、皆さんと触れ合ってユンタクすることが一番の健康法だと思っています。だから何事も参加していますよ」

そして、きょう会場が、一番盛り上がったのは、自分たちのクラブをPRする「仮装行列」!

参加者「大阪から来ました。万博から来ました」「真っ赤な太陽。美空ひばりです」「幸せなら手を叩こう」

ド派手に着飾った参加者たち会場は大きな笑いと拍手に包まれていました。

笑顔と元気でパワー全開/沖縄市老人クラブ大運動会

参加者「健康のためにゆっくりがんばりましょうね」「きょうの取材こころより引き受けさせていただきます。ハイサイ!」「(Q.この元気の秘訣なんですか?)知花ときわ会のパワーが私に乗り移っているんですから!」

高齢者の生きがいや健康づくりにつなげようと、今回で30回目の開催となった沖縄市老人クラブの運動会。会場では、多くの参加者が仲間とふれあう時間を楽しんでいました。

最近では老人クラブに加入する人が少なく、また構成するメンバーの高齢化も課題で、主催者は多くの人に各地域の老人クラブに加入してほしいと話していました。

笑顔と元気でパワー全開/沖縄市老人クラブ大運動会