夏の甲子園で初優勝した沖縄尚学。主将を務めた眞喜志拓斗主将が母校の小学校を訪れ、子どもたちと触れ合いました。
先週(12日)、母校を訪れたのは、ことしの夏の甲子園で初優勝を果たした沖縄尚学の眞喜志拓斗(まきし・たくと)主将。
北美小学校出身の眞喜志主将は、小学2年生の時に北美ファイターズに入団し野球を始めます。今回、お世話になった人たちへ直接、優勝の報告やこれまでの関わった人に感謝を伝えたいと実現しました。

石川真奈美校長に出迎えられると緊張気味に向かったのは小学3年生とき以来に入るという校長室です。
眞喜志拓斗主将「かけ算九九を校長先生に言わないといけないみたいな感じで」「小学3年生の時に1回、初めて(校長室に)入って、それ以外はやらかしたことないので入ったことないです」
主将は学校に高校球児の汗と涙がしみ込んだ甲子園の土や甲子園出場を記念して制作されたタオルをプレゼントしました。

眞喜志拓斗主将「優勝した砂とタオルを是非、北美小学校に飾って下さい」
その後、校庭に移動するために校舎の外に出ると眞喜志主将を待っていたのは、憧れの先輩の姿を一目見ようと待っていた多くの在校生!
子どもたち「おめでとうございます!」
そして、次に向かったのは、野球の原点でもあるグランド。眞喜志主将が後輩たちに優勝報告とともにメッセージを贈りました。
眞喜志拓斗主将「今回、自分が優勝をして喜びを分かち合うことができたので、今度は北美ファイターズのみんなが甲子園に出場をして自分も応援をしているので甲子園で活躍をする姿を見せてほしい思うので、これからもがんばって下さい」
このあとは、子どもたちに優勝メダルを披露したりキャッチボールをするなどして交流しました。

小学生「カッコよかったです」「中学に行っても野球をやるのでピッチャーをがんばりたい」
小学生「貴重な体験でうれしかった」「拓斗先輩のように甲子園を出場したいです」
そして、眞喜志主将が直接優勝報告をしたい人がグラウンドに姿をみせます、小学6年の時にチームの監督を務めた國吉吉仁さんです。
教え子から優勝の証である金メダルをかけられると思わず涙が。國吉さんは、眞喜志主将の代の選手たちのレベルが高く、甲子園で活躍をする選手がこの中から出るのではないかと期待をしていたと当時を振り返ります。
國吉吉仁さん「よく甲子園に行ったな、あの時の言葉は本当だ ありがとう」「6・7年前に励ますという感じで是非甲子園に行けよとメッセージを贈ったら、まさか行ってくれて、全国優勝するとは夢にも思わなかったです。本当に感謝をしています」

國吉吉仁さん「(眞喜志主将は)スポーツ万能、彼に任せればなんとかなるだろうと彼任せのところもありました。期待に応えてくれるので小学校の時からすごい選手でした」
眞喜志拓斗主将「たくさんの子どもたちが出迎えてくれて自分が思っている以上にたくさんの小学校や中学生に大きな夢と希望を与えられたと思います。北美小学校は自分が野球を始めた原点だと思うので、ここでしっかり國吉監督の指導を受けて、それが今の高校の野球人生に生きているところがあると思うので、この北美小学校は感謝しかないです」
記念撮影やサインを求める子どもたちに丁寧に接した眞喜志主将、今月末の高校最後の大会にむけて意気込みを語りました。
眞喜志拓斗主将「(国体は)3年生で行う最後の大会なので、3年生と楽しみながら1試合でも多く試合が出来るようにがんばりたい」
滋賀県で開催される国民スポーツ大会の高校野球は今月29日に開幕します、眞喜志くん率いる沖縄尚学の初戦は、夏の甲子園でベスト4の県立岐阜商業と対戦します。
