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2025年10月、沖縄市の運送会社に包丁を持って押し入った上、女性従業員に金融機関で金を引き出させ奪ったなどの罪に問われている男の裁判で、検察は拘禁刑6年を求刑しました。
強盗や建造物侵入などの罪に問われているのは、うるま市の無職德田榮被告(71)です。
起訴状などによりますと被告は2025年10月、以前社長を務めていた沖縄市の運送会社の事務所に包丁を持って押し入り、室内にいた女性従業員2人を車に乗せ金融機関で現金1600万円余りを引き出させ、その金を奪ったなどとされています。
これまでの裁判で徳田被告は「最初から強盗をするつもりで入ったわけではありません」などと、起訴内容を一部否認しています。
2025年12月15日に開かれた裁判で、検察は「被害者が解放された後も自身や家族を心配してすぐに通報できなかったのは、被告が殺すなどと過激な脅迫行為を行ったことを裏付けている。犯行態度は危険で悪質、被害者の心理的苦痛は極めて大きい」などとして拘禁刑6年を求刑しました。
一方、弁護側は「被告は包丁で傷つけるつもりはなく、2人解放していることから危害を加えることは考えていなかった、金は全額が還付されており、被告は会社に2度と接触しないことを誓っている」などと主張し、寛大な判決を求めました。
この裁判は12月15日で結審し、判決は2026年1月20日に言い渡されます。
