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北朝鮮が打ち上げる姿勢を示している「衛星」の飛来に備えるため沖縄県石垣市の民間地に置かれている自衛隊の迎撃ミサイル「PAC3」について展開先の使用許可が8月末まで延長されたことがわかりました。

北朝鮮が「衛星」の打ち上げを予告した期間は6月11日まででしたが2度目の発射が強行される可能性があるため国は「破壊措置命令」を延長して警戒態勢が維持されています。

石垣市では自衛隊の駐屯地で建設作業が行われていることから沖縄県内で唯一基地の外の民間地に迎撃ミサイル「PAC3」が展開されています。

当初、市街地の南側にある新港地区のクルーズ船バース付近に展開されていて、クルーズ船の寄港が重なる6月中旬から人工ビーチの西側に移されていました。展開先の場所を使用できる期間は7月10日までで7月11日からビーチの営業が始まるなか、破壊措置命令が解除される見通しが立たないことから防衛省では8月31日まで使用延長を申請していました。

石垣市などはビーチの運営に影響はないとして7月10日付けで継続使用を認めました。

石垣市の港湾課によりますと9月下旬に展開地近くで護岸工事が始まることからそれまでに別の場所に「PAC3」を移動するよう求めているということです。

部隊がいつ撤収するのか時期が見通せないこともあり一時的に展開されている「PAC3」が常態化しないか、懸念が募っています。