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モノレールの3両化が大詰めを迎えています。来月始まる3両列車の運行開始を前に、ホームドアの増設する工事がすべての駅で完了しました。

石橋知巳記者「1年半にわたって続けられてきたホームドアの増設作業が最終日を迎えました」

運行が終わった深夜の那覇空港駅では3両化に伴い、増やすことになったホームドアが列車と連動させた時に開いたり閉まったり正常に作動するか、最終チェックが入念に行われていました。

沖縄都市モノレールは3両化した列車の運行を開業20周年の節目となる8月10日に始める予定で、通勤通学や帰宅など朝夕のラッシュ時に導入されます。最初は2本で始めて最終的には9本まで増やす計画です。

夜間の試運転で安全性を確認したほか先月下旬に運転士の習熟訓練も始めるなど、3両化に向けた準備が大詰めの段階に入っています。

また、来月13日からてだこ浦西駅の始発時間を午前5時20分に繰り上げ、これまでより19分早く出発するダイヤに切り替わります。空港が開館する朝6時前に到着するため、車やタクシーでしか間に合わなかった国内線の飛行機の始発にモノレールでも間に合うようになります。

新型コロナが落ち着いたことによる観光需要の回復もあって乗客数が増加傾向にあり、今年は一日あたりおよそ5万2000人で推移していて、コロナ前の2019年に迫っています。