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辺野古の新基地建設で軟弱地盤を固める工事をめぐって、防衛局が出した設計変更を認めなかった沖縄県の判断を取り消した、国土交通大臣の裁決と是正指示は国の違法な関与だと訴えていた2つの裁判で、福岡高等裁判所那覇支部の判決を不服として県は、3月23日に上告しました。

辺野古の新基地建設で、大浦湾側の埋め立て予定海域に広がる軟弱地盤を固めるための工事をめぐって、2022年4月に国土交通大臣の裁決で防衛局が出した設計変更を不承認にした県の判断を取り消すとともに、県に承認を求める是正指示を出していました。

裁判では「裁決」と「是正指示」が違法な国の関与だとして、県が不承認の正当性を訴えていましたが、福岡高等裁判所那覇支部は3月16日の判決で「裁決」は国の関与に当たらず、「是正指示」も適法だとして訴えを退けていました。

玉城知事「私たちはかねてから辺野古の問題については、不承認という姿勢を貫いていますので、その方向性で上告したということです」

判決を不服とした県は3月23日に最高裁判所に上告していてその具体的な理由について今後、明らかにする方針です。