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突如としてあらわれた「謎の物体」がソーラーパネルを破損させました。ただの「石ころ」なのか…、宇宙から降ってきた「隕石」なのか…。果たして、真相はいかに!?

花城記者「こんにちは、よろしくお願いします。場所を見せていただいてもよろしいでしょうか?」

ホテルパームロイヤルNAHA 総支配人・高倉直久さん「こちらですね」

向かった先は糸満市、ホテルパームロイヤルが所有するメガソーラー発電所です。敷地内に6800枚のパネルがあって、ここが「隕石かもしれないモノ」が落ちてきた現場だというのです。

石ころ?隕石?謎の物体の正体とは…

高倉支配人「こちらの場所です。隕石で2枚のソーラーパネルが壊れました」

パネルには穴が開き、周りはクモの巣のようなヒビが入っていました。所有者であるホテルパームロイヤルの高倉支配人は、この知らせを聞いたときとにかく驚きが隠せなかったそうです。

高倉支配人「正直、非常にびっくりして『本当ですか!?こんなことあるんだね』と現場を見て石を回収させてもらった。実際石を見てもらったら分かると思うんですけれども、少しきらきらしているものもあって、重量もかなり重いんですよ。これだけの土地なので、見つけるということが、なかなか稀なケースではないかなと。非常に驚いています」

石ころ?隕石?謎の物体の正体とは…

隕石かもしれないものは2つあって、大きさはそれぞれ4センチ弱。見た目以上に重量感があると言います。

真相を確かめるべく、県立博物館の地学担当の学芸員に見てもらいました。

県立博物館・美術館 宇佐美賢学芸員「これは衝撃によるものですよね?」

高倉支配人「そうです。もともとあるものではなくて、同心円状にヒビが入ってしまって」

石ころ?隕石?謎の物体の正体とは…

そして今回落ちてきた2つの石、磁石にくっつくことがわかりました。この点も隕石かもしれない要素であると言います。

宇佐美学芸員「鉄であるのは間違いないと思います。はっきり『隕石です』と申し上げることができたらいいんですけど、なんともちょっとまだ言えないですね。普通の石でないことは確かです」

地質学を研究している学芸員に見てもらったことで、隕石である可能性が少なからず出てきました。これを受けて、隕石かどうか鑑定に出すことが決まりました。

高倉支配人「今後ちゃんとした調査ができるようでれば、研究機関で調べて、断面を見てみたいと個人的には思います」

今回見つかった2つの石は、国立極地研究所という専門の研究機関に送られ、成分などの分析が行われることになっていて、結果がわかるまで数カ月かかるということです。