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ここからはスポーツです。ボードの上に立ち、パドルを使って水上を進むスポーツStand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)通称「SUP(サップ)」

アクティビティとしても人気ですが、先日このSUPで来間島から多良間島までの約52キロを横断した男性がいます。挑戦の裏には様々な思いがありました。

先日、宜野湾市で開かれたスポーツメーカーなどが集まるイベント。

来間島から多良間島までの52キロをSUPで横断…その思いとは?

来間翔太さん「SUPが初めての人にも使いやすいモデル」

アウトドア用品を扱う会社で働く来間翔太(くりま・しょうた)さんにはもうひとつの顔があります。国際大会にも出場するSUPの選手です。

来間翔太さん「ずっとバスケットボールをやっていて社会人でも一生懸命頑張っていたが、左膝の前十字靭帯を断裂してしまった。違うスポーツを探していた時にSUPにたまたま出会った。SUPを漕げるようになると自分で自由に育った島の海を行ける。それがうれしくてのめり込んでいった」

10年前、けががきっかけで出会ったSUP。当時ホテルの従業員として働いていた来間さんはその楽しさに魅了され職場近くの海で練習に打ち込む日々を過ごしてきました。

来間翔太さん「日の出前から漕いで練習後に出勤。5時に退勤した後まっすぐ海に走って練習していた」

来間島から多良間島までの52キロをSUPで横断…その思いとは?

働きながら練習を重ね、2023年には世界最高峰とされるハワイ海峡横断・52キロの世界選手権に出場。見事、部門別で世界一に輝きました。

来間翔太さん「本当にうれしかった。信じられなかったし頑張ってきてよかった」

世界の強豪と肩を並べると今度は来間島から多良間島への横断を決意。距離は世界選手権と同じ52キロで道具の運搬費などをクラウドファンディングで募り今年3月、その決意を実現しました。

戸田アナ「Q.この挑戦をした1番の理由は」

来間翔太さん「自分のルーツがある沖縄で世界選手権と同じ規模の海峡横断コースを作ったほうが夢があるんじゃないかと思った。来間島から多良間島が52キロだった。世界選手権も52キロ。それを見つけた時絶対やったほうがいいと思った」

来間島から多良間島までの52キロをSUPで横断…その思いとは?

”世界レベルの海峡横断コースを沖縄に作り各国の選手が集まる大会を作りたい”挑戦はその第一歩だったといいます。多くの人に支えられながら漕ぎ続けること6時間半。ついに52キロの横断に成功しました!

来間翔太さん「ハワイの海とはまったく違った波、海の性質があってすごく難しかった。6時間半漕いでいたので筋肉もつってくる。握力もなくなっていく。それでも楽しい。いろんな方が応援してくれて体はきつい。感謝の気持ちでいっぱい。世界レベルの海峡がそこにあった。世界の人に沖縄の海がすごいと思ってもらえたり沖縄の人が世界レベルの海峡横断の挑戦をしたと子どもたちに伝わることで沖縄の海ってすごいと思ってもらえたらうれしいと思い挑戦した」

体力の限界に挑み夢を叶えるための一歩を踏み出した来間さん。SUPを通して伝えたい思いとは?

来間翔太さん「自分の力で地元の海を漕ぐと初めて沖縄の海が自分たちの海だと感じられた。それまでは観光客のための海だった。自分の育った海を自分のものだと思えるようになったのはSUPのおかげ。沖縄のことをさらに好きになれた。沖縄の人たちに沖縄の海すごいんだ沖縄人でいられることがうれしいと思ってもらいたい」

沖縄にとって身近な海。”ここに暮らすからこそそのよさを感じてほしい”来間さんの挑戦はこれからも続きます。

海峡横断の後それをみた海外の選手から早速、「沖縄での海峡横断がしたい」と連絡があったそうです。来間さんの夢である世界レベルの大会が沖縄で開催される日も近いかもしれません。

SUPを通して沖縄の海の魅力を発信する来間さんの活躍に注目です。