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12月20日、県内では新たにオミクロン株への感染が1人確認されました。玉城知事はさきほど会見を開いて、日米両政府に対して軍人・軍属の基地外への外出禁止などを申し入れする方針を明らかにしました。

玉城知事は会見で「オミクロン株による感染が基地の従業員や周辺住民をはじめ、県内へ拡大するというようなことになれば、県民の心身を脅かし、今までの懸命の努力を水泡に帰すような事態を招くことになり、絶対に看過できないことと考えております。こうしたことから、日米両政府に対し私から口頭でまず申し入れを行うこととしています」と述べました。

県によりますと12月20日、新たにキャンプ・ハンセンで働く基地従業員1人がオミクロン株に感染していたことがわかりました。県内のオミクロン株の感染者はこれで4人となります。

また、在沖アメリカ軍の報告からキャンプ・ハンセンで起きている大規模なクラスターについて現在、感染者が186人に増えていることもわかりました。

玉城知事は12月21日、日米両政府に口頭で「感染が収束するまでの間、軍人・軍属はアメリカ本国から県内に移動させないこと」や「キャンプ・ハンセンに勤務するすべての軍人・軍属にPCR検査を実施すること」「基地の外への外出禁止」などを申し入れることにしています。

基地内で感染が拡大しているため、基地の外での市中感染を防ぐためにも玉城知事は日々の感染対策を徹底してほしいと呼びかけました。

県内では12月20日、新たに中部保健所管内に住む20代の男性と名護市に住む70代の女性の感染が確認されていて、2人とも感染者との接触があったということです。

オミクロン株新たに1人確認 知事が日米両政府へ申し入れ