シリーズ、コロナと闘うです。新型コロナのため、様々な業界に経済的影響が続くなか、こんな時だからこそ花を届けたいと、新たなサービスを始めた花屋を取材しました。

沖縄県くみあい生花・比嘉隆代表「3月は30%くらい前年対比で落ちています。4月に入ってから極端にひどい日は、前年対比の3分の1です。」

悲痛な胸の内を明かすのは、県くみあい生花の比嘉隆(ひが・たかし)代表。花卉業界も新型コロナの影響を受けた業界の一つです。

比嘉隆代表「4月は入学式とか新しい会社のスタートですので、入社式とかそういったときにも花を使うのですが、特に入学式あたりでの花のキャンセルがあって。花が動かないので花屋さんに打撃が大きい。」

冬の時期から4月にかけて、花卉業界にとっては書き入れ時のシーズン。この時期に売り上げが減るのは、他の時期に売り上げが減るのとは話が違うといいます。

仲本記者「花卉業界にも影響を与えている新型コロナウイルス。そんななかある花屋さんで新しいサービスが始まりました。」

瑞慶山さん「コロナの影響受けて精神的にピリピリしたり、不安定になっている方も多くて、その中で花を届けに行った。女性だったが、精神的に疲れていたから花を見てめっちゃ癒されたと言われて。」

那覇市にある花屋ティエラ。例年なら卒業式や入学式、歓送迎会などの贈り物として花を買いに来る客が多いといいますが、新型コロナの影響で売り上げは2割から3割減っているといいます。

瑞慶山さん「やはり僕らとしては、イベントとか何かギフトを提供する機会がなくなっている、人が会わなくなっているのが現状なので、それで花を渡す機会が減っているので、それで自然的に花屋の売り上げが下がっていくのが現状ですね。」

瑞慶山剛(ずけやま・ごう)さん。現在大学生ですが、父親の秀雄(ひでお)さんと一緒に店を切り盛りしています。そんな瑞慶山さんが始めたサービスがこちら。

瑞慶山さん「ネット注文したら、沖縄全域に配達できる仕組みを作りました。」

始めたのは花の宅配サービス。店のホームページから3000円以上の花を購入することで、指定された場所へ花を届けてくれます。

瑞慶山さん「厳しいといわれている環境の中、ぐちぐち言わないで自分にできることは何なのか、お客様にどういう価値を提供できるのか深く考えていきたいと思っています。」

4月から始めた花の宅配サービス。これまでに20件以上の注文を受けています。今回の届け先はブライダルショップ。4月に店を引き継いだ方へのお祝い用でした。

ブライダルショップ店主「生きているものにはエネルギーがあると思っているから、それで気分上がったり、自分もテンション上がったりするから私は好きなんですよ。自分で買うのもいいけどいただくのがうれしいね。」

苦境に立たされる中、自分にできることは何かを考え、新サービスを始めた瑞慶山さん。そこには育ててくれた父親への思いもありました。

瑞慶山さん「父ちゃんは64歳になるので、普通だったら定年していたり引退するような年なので、そんな中働いてくれているので、もっと楽に生活してほしなというのがあるので。」

息子の頑張る姿に父親の秀雄(ひでお)さんは。

秀雄さん「とっても助かってます。(日頃は)30人から50人来るんですよ。それがコロナが流行ったころには一斉に花が買われなくなった。卒業式のシーズンだったのに。花はいっぱいあるのに売れない。今ネットの中で彼がやってくれるのでネットの中で花が動いている。」

5月は花屋にとって大きなイベントがありました。母の日です。

瑞慶山さん「なかなかおうちから出られない状態だったので、僕が代わりに届けますよという風にサービスとして展開していったら、県外からも注文が入ったり、県内かも注文が入って、トータル20件以上は注文が入ってきました。」

しかし、今後は花の売れ行きが鈍る時期に入ります。

瑞慶山さん「花業界は夏にかけて売り上げが下がっていくので、そこをどう対応していくのかということと、お客さんのために何ができるのかというところを模索していきたい。」

苦境に立たされる中、自ら行動し未来を切り開く。そんな瑞慶山さんが始めた新しいサービスは、花と笑顔を届けます。