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プロ野球オープン戦

入場待ちの長~い列ができたのは新球場・タピックスタジアム名護での初のオープン戦となるおとといの日ハム対巨人の1戦。スタンドには、この試合を待ちわびていた地元名護の日ハムファンをはじめ約5000人が詰めかけました。

三線を弾いて応援するファン(女性)「この場で三線を弾くのが(球場改修中で)3年前くらいから楽しみだったので、きょうこの日に実現ができてとてもうれしいです」

三線を弾いて応援するファン(男性)「楽しいんですけど、ただ野球をしている人にとってはサンシンは縁起が悪いですからね気を付けながらすみませんね。カットしていいです今の」

ファンの熱気も自然と高まる中で始まった試合。主導権を握ったのは巨人でした。5回に中島が新球場第1号となるホームランを放つなどリードを広げます。

そのウラ、巨人のマウンドには先週那覇でのオープン戦で好投した普天間高校出身のプロ3年目、支配下登録を目指す與那原大剛。常時140キロ中盤から後半の直球を軸に力強い投球を見せます。

しかし、名護のファンの応援を受ける日ハムも反撃。チャンスを作ると宇佐美のタイムリーで1点。さらに7回にもタイムリーで1点差に詰め寄るなどスタンドを沸かせます。

試合はその後、さらに2本のホームランが飛び出した巨人に軍配が上がりましたが、選手たちのプレーに一喜一憂するファンの姿や響き続ける応援の声が再びここ名護に戻ってきた一戦となりました。

そして県勢選手たちもオープン戦で猛アピール中です。横浜DeNAでは、プロ3年目1番でのレギュラー獲得を目指す神里和毅がおとといの楽天との試合で第3打席にタイムリー。

2月24日の中日との試合も1番で先発出場すると第1打席にヒットで出塁し起用に応えます。さらにランナーを置いた第2打席でもタイムリー、シーズン開幕へ好スタートを切っています。

神里和毅選手「ずっと1番としてやっていきたいのでこれからも結果を出し続けていきたいです。沖縄の皆さんを喜ばせられるように精一杯やっていきたいと思います」

また対する中日では、昨シーズン26試合の登板にとどまり今シーズンの巻き返しを誓う又吉克樹が3人目としてマウンドに上がりランナーこそ背負うものの1イニングを無失点。巨人対楽天のオープン戦では途中出場の大城卓三が2点タイムリー2ベースを放つなど結果を残しています。

一方、宮崎でのオープン戦ではソフトバンクの県勢が大活躍!先発マウンドにあがったのはおととしの最多勝投手・東浜巨。去年受けた肘の手術の影響を全く感じさせない力強い投球を披露。最速は150キロを記録するなど、3回を投げ許したヒットはわずか1本、3つの三振を奪う好投を見せ開幕ローテーション入りに名乗りをあげました!

東浜巨選手「今の段階では1つずつ前に進んでいる順調なのかなと思います。1つの登板を無駄にすることなく、大事に課題をつぶしながら開幕を迎えたいと思います」

また、打ってはこの男!育成ながら1軍であるA組に帯同し続ける砂川リチャードがこの一発!レフトスタンドの奥深くに飛び込む特大アーチは紅白戦・練習試合に続く3戦連続となるホームラン!支配下登録へ、猛アピールを続けます!

砂川リチャード選手「みんな自分にはホームランとか長打を期待していると思うのでホームランを打てて良かったと思います。3戦連続ホームランなんですけど、気持ちは一回切り替えて一試合一試合考えていきたい」