※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

2月1日、那覇港に寄港し、現在、横浜港沖で検疫を受けているクルーズ船の10人が、新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。

加藤勝信厚生労働大臣は「新型コロナウイルスに関しては、検疫法に基づく臨せん検疫を行っているところであります。現在まだ検疫は継続中ではありますが、10名の方から陽性反応が出たところであります」と話しました。

加藤厚生労働大臣は、クルーズ船の乗船者のうち、発熱などの症状がある273人の検体を採取し調べたところ、これまでに結果が出た31人のうち10人が陽性だったことを明らかにしました。

クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスをめぐっては、1月25日に香港で下船した男性一人が、新型コロナウイルスに感染していたことが確認されています。この船は2月1日に那覇港にも寄港していて、その際に乗船していた、3700人あまりのほとんどが一時船から降りて、自由行動していたことがわかっていました。

那覇港にも来ていたクルーズ船の乗客の感染が確認されたことを受け、玉城知事は「重大な問題だ」と述べました。また、乗客たちと接触した可能性のある人を対象に検査を実施したいとの考えを示しました。