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首里城で火災が起きてから5日目、現場では原因究明に向け実況見分が続けられているなか、これまで立ち入り禁止になっていたエリアに報道陣が入ることが許されました。

仲本記者「大臣の現場視察ということもあり、これまで入ることの許されなかった場所に入ることができます。一体中の様子はどうなっているのでしょうか?」

正殿や北殿、南殿を全焼するなど、首里城の主要な建造物7棟を焼失させた火災から5日目。報道陣に立ち入り禁止エリアの内に入ることが許されました。取材ポイントに移動する道中では。

仲本記者「こちらには火災の様子は見受けられません。」

火災の火の手を免れた場所もありましたが。

仲本記者「今見えているのが、奉神門です。屋根の上の部分が跡形もなく燃えてしまっています。奉神門の間から龍柱がそびえ立っているのが確認できます。」

きょうも警察・消防110人態勢での実況見分が続きました。関係者によりますと、正殿内部の防犯カメラは、火を確認する前に映像が途絶えていたことが確認されていて、出火当時に正殿内部で電気系統のトラブルが起きていた可能性があることがわかりました。

出火した場所は警備員などへの聞き取りから、正殿の1階北側部分であることがほぼ断定できていて、きのうはその正殿から焦げた状態の電気設備が運び出され、警察が火災との関連を調べています。

きょうは衛藤沖縄担当大臣が首里城の火災現場に入り、およそ30分、焼け落ちた正殿を前に、火災の説明を聞きながら視察しました。

衛藤沖縄担当大臣「ちょっと離れた庭にも炭が飛んできている、裏庭も焼けただれているのを見て火力のすごさを感じました。沖縄の歴史や文化や伝統を凝縮させたものであるだけにショックも大きいし、そしてまた、沖縄の人々にとって、県民にとっても大きな大きな心の痛手を受けたのではないかと、大変心配をいたしているところでございます。」

衛藤大臣は視察を終えた後、県と国が相談をしながら一丸となって早期の再建に向けて取り組んでいく考えをしました。