ラグビーですW杯で盛り上がりを見せる中、沖縄で奮闘する女子選手を取材しました。嘉手納高校グラウンドでユニフォーム姿の高校生たちに胸を借りたのはラグビー県中学選抜チーム。来月行われる九州大会に向けての強化練習です。県内の中学ラグビーは現在3チームおよそ60人が活動しています。

九州大会では過去1勝が最高成績2勝以上して3位以内、全国大会出場が大きな目標です。

具志堅太一選手「(W杯)日本代表と同じようにONE TEAMになってと言われる。 Q:ONE TEAMとは、みんなでしっかりコミュニケーションが取れてみんな同じことを考えてプレーしていること」

競技人口はまだまだ少ないですがチームの枠を越え、互いに高めあう気持ちは強みです。

県ラグビー協会城間一城中学委員長「体のぶつかり合いがあるスポーツではあるので、仲間たちの絆であったり信頼関係がないとチームとして成り立たないところもある」「沖縄だから向こう(県外)では通用しないではなくて、沖縄だからこそできることを探せる人材に育って欲しい」

この競技に魅せられ日々腕を磨く女子選手がいます。沖縄ラグビースクールの中学2年生、宮平和奈(みやひら かずな)選手。

県内中学生の女子選手は10人ほどと少なく、練習は普段から男子と一緒。県外での女子大会は他県の選手たちと合同チームで出場と、スキルアップには難しい環境にあります。それでも」

毎日汚れて帰っていつも怒られる感じ

宮平和奈選手「毎日汚れて帰っていつも怒られる感じ。自分が仲間のために自分の体を犠牲にすればするほど勝つ確率が高くなる。(プレーが)成功できた時のうれしさが増すのが一番やり続けている理由かなと思う」

小学2年生から競技を始めた和奈さん。周りの子たちよりも一回り大きく他の競技からも声をかけられていましたがラグビー一筋。変わらぬ強い思いは親心を動かしました。

母・順子さん「接触プレーが多いので、女の子なので何かケガしたりしたときの対応が遅れた場合にどうなるんだろうという不安はたくさんあった」「子どものやりたいことを応援するのが親じゃないの?と泣いて言われた時にはできることを親も頑張ってみようかと動かされたということはある」 

宮平和奈選手「もう感謝しかない」

数少ない県内の女子ラグビー選手。しかし高校でもプレーを続ける先輩に同じ中学生の後輩たちがいます。国体では7人制の女子ラグビーが3年前から正式種目になりました。和奈さんのモチベーションになっています。

宮平和奈選手「いまやっているメンバー、今コミュニケーションをとっているメンバーたちと一緒に全員で国体に出て、全員で勝つという目標がある。メンバーはもっと増えて欲しい」

和奈さんのラグビーに取り組む姿勢を指導者たちも頼もしく思っています。

行く行くは指導者となって女子を教えられる指導者になって戻ってきて欲しい。

県ラグビー協会城間一城中学委員長「好きなラグビーを続けるのだったら、今ある環境をどう一生懸命やるかを考えながらやっている選手なので、沖縄の女子ラグビー界を引っ張れるように行く行くは指導者となって女子を教えられる指導者になって戻ってきて欲しい」

ひたむきに、ポジティブに和奈さんのチャレンジは続きます

宮平和奈選手「沖縄女子ラグビーのメンバー、私たちと一緒に九州の大舞台で優勝することを目指しましょう!!」