※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

さて・・・・ 今日も暑くなりました。今年の5月から先週までに県内で熱中症と見られる方が病院に搬送された人数は806人。9月でも熱中症には厳重な注意が必要です。

こちら去年、県内で熱中症を発症した方の発生場所ですが最も多いのは建設・工事現場です。運動場や畑・自宅よりもダントツで工事現場が多いということで、私、工事現場に行って熱中症対策をどのように行っているのか取材してきました。

「さて私は沖縄市のマンション建設現場にやってきました。こちらではどのよう熱中症対策がとられているんでしようか。みてきます。」

今回、案内していただいたのは建設工事を行っている太名嘉(おおなか)組の平良さんです。

「あっ今7階です。初めて乗った作業用のエレベーター。ドキドキしながら向かったのは・・・ 」「13階につきました。熱いですね!」

13階につきました。熱いですね!

平良さんにやさしく手を引かれ作業場に着くと熱中症予防の様々な対策がありました。まずは・・・

「ミストですか?」平良さん「熱中症対策として・・・・噴霧器です。これによって熱中症を防げます。」

こちらの現場では、6月から10月にかけて足場にミストを設置しました。

「ミストがあるのと無いので違いますか」作業員「全然違いますね。温度が、体感温度が」

全然違いますね。温度が、体感温度が

実際に気温を比べてみると、ミストのない日なたでは、気温が38度と表示。一方、ミストのある木陰ではなんと31度と気温が7度も違うんです。

他にも・・・こちらの作業員の上着に注目!!上着の内側に扇風機がついているんです!実際に効果はあるのか私も着させていただく事に!「わ~涼しい」

さらに熱中症対策として、顔をマスクでしっかり覆い直射日光を避ける。これだけでも体感温度が全く違うんだそうなんです。厳しい暑いの中、現場で働く皆さんは様々な工夫で身を守る対策をとっていました。

忙しい中取材に協力してくれた皆さん、ありがとうございました。さて、これからも暑さは続きます。職場や家庭でも、こまめな水分補給など熱中症対策をして、体調管理を心がけて下さい。

気象予報士 仲宗根朋美