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県内の水源地から有害とされる有機フッ素化合物PFOSが検出されている問題。きょう厚生労働省が検討会を開き、国内にはまだない、公共用水などにおける基準値を設定する方針を確認しました。しかし、これに対しては、環境NGOから疑問の声も上がっています。

PFOS 議論せずにお墨付き?との指摘も 基準値設定を確認

基地対策特別委員会・當山均委員長「町民の健康面への不安を解消するためにも、一日も早く汚染源を特定し除染に向け有効な対策を講じることは急務である」

嘉手納基地や普天間基地周辺の河川や湧き水北谷浄水場の水から有機フッ素化合物PFOSなどが検出された問題。県内各地から、不安の声が上がっています。

先月、官邸や関係省庁をまわった玉城知事。

玉城知事「国においても基準値をしっかり設定して、その飲み水が安全ということを県民、国民の皆さんにわかっていただけるように、その措置を早急にとっていただきたいということを、申し入れさせていただきました」

PFOS 議論せずにお墨付き?との指摘も 基準値設定を確認

こうした中、きょう東京で開かれたPFOSなどの基準などについて話し合う検討委員会。長く公表されず、放置されていたこの問題に、ようやく国や県が重い腰を上げましたが、早速こんな指摘もあがっています。

インフォームド・パブリック・プロジェクト・河村さん「議論の中で、基準値を決めることのメリットとデメリットをまず考えなくちゃいけない。国が基準値を決めてしまった後に、運用がどうなるかとか、それに縛りがかけられるのかどうかという、そういうことも含めて、議論しなければいけない」

環境NGOでPFOSを調査している河村雅美さん。河村さんは、PFOSについては情報が得られていない中、目標値だけを設定しても問題解決にはならないのではと指摘します。

PFOS 議論せずにお墨付き?との指摘も 基準値設定を確認

河村さん「国がもし緩い基準をとったりとか、県がそれに乗っかるという形になったら納得しないと思います。今、基準値とか目標値ということで、問題を収束しているように見えるんですけど、それ以外も抜本的な問題として、もっとやらなければいけないところがたくさんありますよね。情報を引き出せていないとか、立ち入りができないとか。手順とか過程が議論されずに、いきなり国にお墨付きをもらうという話に、いきなり飛んでいるというところがおかしいところである」

深刻な問題となっている水の汚染問題。河村さんは、この問題は県民全体の問題と捉えるべきだと話します。

河村さん「今、県民が何を心配しているかとか、そういうことに沖縄県は答えていないわけですよね。そこの声を聴くという部分も飛ばして、国への要請をしてしまっている。そこの住民参加というところは、今後必要になってくると思います」