Qプラスリポートです。新年度を迎え学校では、入学式や新学期など、学生服や学用品などをそろえるために色々とお金がかかる時期、子育て中の世帯では家計に大きな負担にもなります。今、制服や、学用品を賢く再利用「リユース」する動きが広がっています。岸本記者のリポートです。

浦添市の閑静な住宅街。午前11時、ある店の営業が始まりました。店内には所狭しと並べられた学生服の数々。店の名前は「ゆいまぁる」。県内の中学校や高校の学生服を中古で買い取り、正規品の3分の1以下の価格で販売をしています。店主の與那城寿恵子さんは9歳と4歳の子どもを持つお母さんです。

Qプラスリポート 新学期 学生服や学用品「リユース」で家庭支援

與那城寿恵子さん「私自身二人の子どもがいて、子育てについてすごくお金がかかると思っていた時にですね、(ママ友や知人から)学生服ってすごく高いんだという話を聞いてですね、本当に家計が苦しくなるっていう話を聞いて」

與那城さんは、同じ悩みを持つ親のの力になりたいと、去年3月、営業を開始しました。店の情報は、口コミで広がり、先月の県立高校の合格発表があった日には、1日でおよそ200人近くのお客さんが来ました。

與那城寿恵子さん「沖縄県内全域に中古で学生服を買いたい方は本当にたくさんいらっしゃって、毎日毎日お問い合わせもあるんですけど、まだまだ全然足りないんですね。すべての地域(の学生服を)集めさせていただいて、いろんな地域のお母さんに喜んでいただけるようなお店にしていきたいと思います。」

店の利用客の玉城佳美さんは、中学生の長男の制服のズボンと、長女のスカートを購入しました。

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玉城佳美さん「(子どもは)1年もしないうちに私の身長を越してしまうくらい、もう急激に伸びるので、新しいのを買ってお金をかけてっていうよりは。こういう風に低料金といいますか、リサイクルとしてやっていただくっていう取り組みはとっても良いと思います。(主婦は家計的に)私だけじゃなくて助かると思います。」

一方で、行政からの委託を受けたPTAが、各学校で制服や学用品などを希望者に無料で提供している地域もあります。

うるま市では、去年4月にうるま市から事業を委託された市のPTA連合会が、使用された制服や鍵盤ハーモニカなどの学用品を市内の希望者に無償で提供する取り組みを行っています。市内にある小中学校27校のうち15校が、この取り組みに参加しています。

うるま市PTA連合会 桃原隆幸会長「事業の名目が、こどもの貧困対策という形なんですが、(うるま市PTA連合会としては)この児童生徒の線引きをなくして、全児童生徒を対象に行っています。」

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この事業に参加している具志川中学校では、PTA事務員が生徒や保護者の窓口として、希望があれば制服や体育着を貸し出したり提供したりしています。

具志川中学校PTA事務 稲嶺善子さん「(利用した生徒や保護者から)『ありがとう!』とか『助かりました!』っていうのと、それに対して私もいえいえこちらこそ利用してくださってありがとうっていう、ありがとうありがとうの積み重ねです」

また南原小学校では、以前は家庭の事情で鍵盤ハーモニカや学習セットなどがなく授業に参加できない児童がいたこともありましたが、この取り組みが始まって、現場の教師からはありがたいという声が上がっています。

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南原小学校 髙島友幸教頭「沖縄の言葉で言えばゆいまーる。本校ではカチャーシー、くるくる回して次の人次の人に回していくっていう。『ありがとう』っていう言葉をたくさん増やそうねということで(PTAが)取り組んでいる。学校としてもとっても助かっています」

ゆいまーるの精神で引き継がれる学生服や学用品をきょうも必要としている人がいます。あなたの家で眠っている学生服や学用品がありましたら譲ってみてはいかがでしょうか。

今日取り上げたお店『ゆいまぁる』では沖縄県内の学生服を少しでも多く集めて必要としている人に使ってほしいとのことで、出張買取や着払いでの郵送買取も可能とのことです。ご自宅で眠っている学生服がありましたら御覧の電話番号までお問い合わせください。

店舗電話:080-2790-4982

店舗情報:営業日/月・火・水・金11:00~17:00 土13:00~17:00 休/木・日・祝