Qプラスリポートです。さて県は2025年までに4300人の介護人材が不足すると予想していますが、そんな中、高校生が介護の技術を競うコンテストに奮闘しています。青春を注ぐ彼らの姿を追いました。

竜馬先生「その人の「少し」と麻衣の「少し」は違うだから「肩幅に開いて」」

放課後の教室で熱心に練習しているのは県内で唯一の介護福祉士養成コースを開設している真和志高校の生徒たち。2日後に開催される「介護技術コンテスト」の県大会へ向けて追い込みに入っていました。

孝成さん「宮城さんのカーディガン着せる時になんで布団の上行くの?」

明里さん「宮城さんが着たのを確認したらやった方がいいかな?」

Qプラスリポート 真和志高校 「介護技術コンテスト」

皆が口にする「宮城」さんとは、大会で設定されている架空の高齢者。本部から事前に与えられる「宮城さん」に関する細かな情報を元に、当日出されるあらゆる課題を予測して介護実演の練習をしているのです。

チームを引っ張るのは、3年生の謝花明里さん。みんなが一番頼りにする存在です。

明里さん「緊張しています(今まで)見てきてはいるんですけど実際に大会で実技はしていないので」

実は明里さん、真和志高校が初の全国優勝を成し遂げた去年、直前に体調を崩し大会を見学。全国大会を経験したのは後輩の麻衣さんですが、かなり緊張しているようです。

麻衣さん「「期待してるよ」という声をもらった時に「自分はできないのにどうしよう」とプレッシャーがすごくて」

孝成さん「行けるかなって思う去年も優勝しているから」

自信にみなぎるのは、プレゼンテーション担当の二人」

美夕さん「やる気いっぱいで頑張るって気持ちがあるのでそこは他の高校には負けないと思います」

Qプラスリポート 真和志高校 「介護技術コンテスト」

孝成さん「(Q.(自信は)100%?)(自信は)120%くらいです」

迎えた当日。大会は今年で3回目を数え、過去最高の6校が参加。真和志高校の4人が出場するのは介護の応用力を競う部門です。

本番前、会場の角で輪になる4人を発見。最終確認に余念がないかと思いきや…

大会連覇のプレッシャーは、踊って和らげるのが真和志流!?心ひとつにいざ本番です!

Qプラスリポート 真和志高校 「介護技術コンテスト」

さて、大会当日に出された課題は、施設に一時的に入所している「宮城さん」に居間からベッドに移動してもらうというもの。

「7分30秒を経過しましたので競技を終了してください」

制限時間(7分)を超えてしまう学校が多い中、真和志高校の発表の順番がやってきました。

「謝花明里です宮平麻衣ですよろしくお願いします」

Qプラスリポート 真和志高校 「介護技術コンテスト」

一つひとつ丁寧に介助を行う明里さんと麻衣さん。2人が「宮城さん」の必要とする介助が行えているか、「宮城さん」に合わせたコミュニケーションがとれているか、審査員が厳しく採点します。

明里さん「前かがみになるようにして立ち上がりましょう1、2、3」

麻衣さん「めまいなどはしていませんか」

明里さん「何かありましたら左のナースコールを押してください」

見事、時間内に収まりました。続いてプレゼンテーションの2人にバトンタッチです。

Qプラスリポート 真和志高校 「介護技術コンテスト」

美夕さん「宮城さんがはい・いいえ・うなづくなどの簡単に応えられる質問技法をとりました」

孝成さん「スムーズに介助・支援が展開できるよう周辺環境整備を意識したセーフティマネジメントを行いました」

発表を終え、緊張が解けた4人を待っていたのは去年全国一に輝いた先輩たち。成長した後輩の姿をしっかり見守っていました。そして、この時がやってきました。

もう、涙は流しません。真和志高校、九州大会への切符をつかみとりました!

美夕さん「いぇーい」

秒明里さん「2年生も3年生も九州大会までの間に介護実習が入って来てまたハードな日々で夏休みもつぶれると思うんですけど頑張ります」

孝成さん「介護の夏」

美夕さん「ずっと介護の夏」

「利用者のための介護」に磨きをかけてこの夏、更に大きな舞台へと挑戦します!

Qプラスリポート 真和志高校 「介護技術コンテスト」

「待ってろ九州!」